■意図しない車線逸脱を検知するとステアリング補正を行う安全装備
2020年3月24日、フォルクスワーゲンのコンパクトカー「Polo(ポロ)」のオプションパッケージの仕様変更が行われました。2018年に発売されたポロは「MQB」モジュールを採用することで、これまで上級モデルに採用していた先進安全機能を装備し、高い安全性を実現しています。
今回の仕様変更は、人気オプションのセーフティパッケージにレーンキープアシストシステムの「Lane Assist」が追加され、さらなる安全性の強化が図られています。
同安全装備はフロントガラス上部に配置されたカメラにより、走行中の車線を検知。ドライバーの意図しない車線の逸脱を検知するとステアリング補正を行いドライバーに警告し、ステアリング操作をサポートするものです。これによりドライバーの疲労軽減を図り、安全性向上に寄与します。
今回の仕様変更により、「Lane Assist」が採用されているモデルはフォルクスワーゲンのラインアップの中で約8割になったそう。フォルクスワーゲンの総合安全コンセプト「Volkswagen オールイン・セーフティ」を強化していくとしています。
「Highline」「R-Line」「GTI」向けのセーフティパッケージは、今回新たに追加されたレーンキープアシストシステム「Lane Assist」、駐車支援システム「Park Assist」、パークディスタンスコントロール(フロント/リヤ、前進/後退時衝突軽減ブレーキ機能付)、オプティカルパーキングシステム、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)、リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)からなり、価格は132,000円。
特別仕様車の「Comfortline Limited」向けのセーフティパッケージは、レーンキープアシストシステム「Lane Assist」、駐車支援システム「Park Assist」、パークディスタンスコントロール(フロント/リヤ、前進/後退時衝突軽減ブレーキ機能付)、オプティカルパーキングシステム、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)、リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)、アダプティブクルーズコントロールACC(全車速追従機能付)からなり、価格は154,000円です。
(塚田勝弘)