■「DS」にふさわしい個性的なエクステリア、ラグジュアリーなインテリアを実現
2020年2月24日、DS Automobiles(DSオートモビル)は、グローバルで展開される大型サルーンの「DS 9」を発表しました。現在の新世代DSモデルは、SUVの「DS 7 CROSSBACK」とプレミアムコンパクトクロスオーバーの「DS 3 CROSSBACK」の2台。
スタイリッシュな大型サルーンである「DS 9」は、全長4930mm・全幅1850mmで、690mmの大径ホイールを備えています。外観は3ボックススタイルではあるものの、急角度にカットされたリヤウインドウによるファストバックスタイルをもつ、スリークでなめらかなシルエットのデザインも目を惹きます。
さらに、リヤウィングには、DSバッジとトランクが同じような流麗な曲線で結ばれています。ここに、彫刻的な彫りの入ったテールランプが埋め込まれ、鱗のような視覚効果と3D効果も演出することで、ドラマチックなコントラストが表現されています。このテールランプもまた左右方向にセイバー(サーベルの意味)と呼ばれる、クロームの装飾で強調されています。
こうしたデザイン要素は、かつて1930年代に栄華を誇ったフランスのコーチビルダーに捧げるオマージュだそう。ハイマウントストップランプはエレガントに極めて薄く造形され、リヤビューをよりワイドに強調することで、リヤウインドウに視覚的なアクセントとなっています。
加えて、DS ウイングと呼ばれる表現豊かなフロントフェイス、そして立体的でダイヤモンドような輝きを演出するグリルデザインなど、DSオートモビルのデザインコードが踏襲されています。ボンネット部分には、これまでのDSの各モデルのインテリアでも使われている「Clous de Paris(クル・ド・パリ)」文様のセイバー(サーベルの意味)と呼ばれるクロームの装飾が初めてエクステリア部分にもあしらわれています。