■フィアット500/500Cシリーズの人気を支えるのは女性オーナーで、国産車からの乗り替えが半数超
現在、日本で買える欧州Aセグメントモデルは、フィアット500、フォルクスワーゲンup! 、ルノー・トゥインゴ、smartフォーツーなどがあり、軽自動車では飽き足らない層に支持されています。狭い道路や駐車場事情に応えてくれるサイズ、小回り性能などが魅力で、個性的な内外装のデザイン、したたかな走行性能なども魅力です。
フィアット500/500Cは、次々に特別仕様車、限定車を投入し、飽きさせない商品展開を行っています。FCAジャパンは、フィアット500/500Cの日本における登録台数が来る2020年3月5日(木)で、50,000台に達する見込みと発表しました。登録50,000台目となるFiat500は、3月2日、フィアット・アバルト三河よりオーナーに納車される予定。なお、日本での輸入台数は2019年11月15日に、50,000台を記録しています。
フィアット500/500Cモデルファミリーは、2008年3月の日本導入以来、愛らしいスタイリングと低燃費、低排出の環境性能の高さなどが評価されているそうです。フィアット500/500Cの年間販売台数は、10年連続で4,000台を超えていて、今回、累計登録台数が50,000台に達することに。これは、イタリアやフランスなどのラテン系乗用車としては初の快挙とのこと(FCAジャパン調べ)。
FCAジャパンのポンタス・ヘグストロム社長は、50,000台目を納車するフィアット・アバルト三河(ウィン)とは、「1998年に販売契約を締結し、以来20年以上にわたり、我々のブランドの頼りになるパートナーとしてご活躍いただいています。自動車市場として、とくに競争が厳しい愛知県ですが、フィアットの販売台数は多く、昨年は東京を抜いて全国第1位でした。今回、愛知県の主要ディーラーであるフィアット・アバルト三河において、50,000台目の登録車両が納車になり、心から嬉しく思います」とコメントしています。
フィアットでは、「マイ・ファースト・フィアット」や「パケット・フィアット」など、意欲的なマーケティングを実施し、日本における輸入車オーナーの概念を塗り替えようと推進してきました。結果、フィアット500/500Cモデルシリーズの女性オーナー比率は、2005年の15%から2019年は64%に向上。また、同様に、同モデルシリーズのオーナーの52%は、国産自動車からの乗り換えだそうです。
(塚田勝弘)