■最新アイデンティティ「カスケードグリル」装着のプロトタイプ
ヒュンダイのコンパクト・クロスオーバーSUV「ツーソン」の改良型が、ウィンターテストを開始しました。
厳冬のスカンジナビアで捉えたプロトタイプは、偽装されているものの角度のついたBピラー、新グラフィックのLEDデイタイムランニングライトの一部、同ブランドの最新アイデンティティ「カスケードグリル」などが見てとれます。
キャビン内では、再設計されたダッシュボードパネル、新しいトリムが採用されるはずです。
パワートレインは市場によって異なることが予想されています。
欧州では、1.6リットルGDI直列4気筒ユニット、1.6リットル直列4気筒T-GDIターボ、ディーゼル、ハイブリッドのほか、ソナタ新型に搭載されている2.0リットルGDiエンジンが予想されます。
米国市場では、新開発された2.5リットル直列4気筒「Theta3」(シータ3)エンジンの設定が噂されており、8速ATトランスミッションとの組み合わせが期待されているといいます。シータは起亜グループが製造する直列4気筒エンジンシリーズで、Cセグメント、及びDセグメントを中心に採用、ダイムラー・クライスラー「ワールドエンジン」のヒュンダイ・キアバージョンです。
初代ツーソンが発売当時、日本市場において「ツーソン」は地名と見なされ登録できなかったため、開発コードから「ヒュンダイJM」として販売されていましたが、その後ヒュンダイが日本市場から撤退したため、第二世代以降の導入はされていないモデルです。
改良型のワールドプレミアは、2020年後半が有力視されています。
(APOLLO)