■外装各部を刷新。デビューは年内に
韓国ヒュンダイのCセグメントハッチバック「i30 PHEV」の市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
「i30」は、兄弟モデルであるキア「シード」をベースに欧州戦略車として2007年に初代が発売されました。現在ヒュンダイは、欧州市場向け車名を「i+数字」で統一していますが、その記念すべき第1弾でもあります。
ヒュンダイお得意のカモフラージュで現れた開発車両は、「ソナタ」」に採用されたものと同タイプの新グリル、刷新されたブーメラン型のLEDデイタイムランニングライト、再設計されたコーナーエアインテーク、より存在感のあるフォグランプなどが見てとれます。またリアエンドでは、グラフィックが修正されたテールライト、バンパー、再配置されたリフレクターも確認できます。
キャビン内ではAndroid AutoとApple CarPlayの相互性を備えた8インチ・ディスプレイオーディオシステムが昨年アップデートされたばかりのため、大きな変化はないかもしれません。ただし、新機能を持つドライバー補助システムが追加される可能性があるようです。
パワートレインは、前回アップデート時にEuro 6d Temp排出ガス基準に対応した新開発の1.6リットルSmartstreamディーゼルエンジンが設定されており、キャリオーバーされるでしょう。最高出力のラインアップは96ps、116ps、136psの3種のチューンとなっています。
またプロトタイプのグリルに注目して欲しです。ヒュンダイのエンブレムは楕円形ですが、長方形のフラップが被されており、カメラマンによると充電ポートを隠しており、この開発車両がPHEVの可能性があります。その場合、キア「シードスポーツワゴンPHEV」と同タイプのハイブリッドシステムが採用される可能性が高いはずです。
(APOLLO)