ブリヂストンが大型バス専用低燃費タイヤの「ECOPIA R241」を新発売

■耐摩耗性と耐偏摩耗性を向上する技術により低燃費を実現

2020年1月7日、ブリヂストンは、大型バス専用低燃費タイヤの「ECOPIA R241」を2020年3月から発売すると発表しました。発売サイズは1サイズで、価格はオープンです。

ブリヂストン エコピア ブリヂストンの大型バス専用低燃費タイヤの「ECOPIA R241」

高速バスや観光バスなどで活躍する大型バスは、乗客数も多く長距離移動が多いため、稼働時間が長く整備が難しいという課題を抱えています。もちろん、安全運行や乗客の快適性も欠かせません。また長距離を運行するために、バス事業者や整備管理者にとっては燃料費などの経費削減も重要な課題です。

●低燃費とロングライフを可能にした大型バス専用タイヤ

今回、ブリヂストンが発売する大型バス専用の「ECOPIA R241」は、ゴムと補強材を均一に配置する新トレッドゴム技術「スーパーエココンパウンド」の採用がトピックス。同技術は、ゴム、補強材の配置を均一化させることで、転がり抵抗を維持しつつ、耐摩耗性と耐偏摩耗性を向上する技術だそうです。これにより、従来品の「ECOPIA R221Ⅱ」と同等の低燃費性能と、優れた耐偏摩耗性能を両立するとしています。

ブリヂストン エコピア 新トレッドパターンを採用し、耐摩耗性を改善

さらに、新トレッドパターンおよび接地形状の最適化(ショルダーリブパタンの最適設計、ディフェンスリブの高さの最適化、接地部の最適化)により、一般品の「R225」と比べると、偏摩耗発生量を30%低減させることで、耐摩耗性能の向上を実現。こうした技術により、新製品の「ECOPIA R241」は、都市間高速バス、観光バス事業者の安全運行、燃料費削減やメンテナンス負担の軽減に貢献するとしています。

また、タイヤサイド部にはブリヂストンブランドの視認性を高めるべく、乗用車用プレミアムタイヤである「REGNO GR-XⅡ」に搭載している加工技術「LUX BLACK」が採用されています。これは、最先端の微細加工技術により、鮮やかな黒のコントラストを実現する技術です。

ブリヂストンは、「安全運行」「経費削減」「環境対応」「業務効率化」をサポートしていくことで、引き続きモビリティ社会の進化に貢献していくと表明しています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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