■伊藤梓、フリーになって1年。2019年は●●でした〜!
私が会社から独立してフリーランスになったのは、2018年の中頃。正直なところ、独立したての時には仕事がないと思っていたので、1年間くらいは海外へ行って語学の勉強をしたり、スーパーGTなどのレースを全戦見に行ったり、日本全国を好き勝手ドライブしたり……これまで忙しかった分、そんな風に自由に時間を使ってリフレッシュしつつ、自分も成長させることができたらと思っていました。でも、ありがたいことに想像以上に仕事をいただけて、あれよあれよという間にフリーランスのライターになっていました。あまりの環境の変化に2018年の記憶はほぼなく、そんな予期せぬバタバタを通り越してようやく2019年は自分もフリーランスとしての自覚を持って仕事をできるようになった気がします(もっと早く自覚持てという話なのですが……)。
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そんな2019年は、私にとってたくさんチャレンジしたり、改めてクルマが好きになった1年でした。様々なメディアで記事を書かせていただいたり、The Motor Weeklyのラジオパーソナリティになったり、得意にしていたイラストも仕事にさせてもらったり。前回のコラムでも書きましたが、プライベートではサーキットへ復活して、練習走行したり、耐久レースに出たり、サーキットでの経験もたくさん積めたのは個人的に大きな一歩になりました。
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ただ、すべての力加減がなかなか掴めずに、最初は原稿を書くこと、ラジオの諸々の業務をこなすこと、自分のやりたいこと、やらなきゃないけないことがバラバラでした。それが最近ようやくまとまってきたかなぁというところです。これまでは、何かをがむしゃらにやってきたところがありましたが、せっかく時間を自由に使えるフリーランスになったので、一生懸命頑張るところと休むところはうまくわけていかないといけないなと感じた1年でもありました。
今年はフリーランスになって2回目の自腹でシンガポールGP&日本GPに行ってきたのですが、やはり自分の時間を自分できちんと作った方がたくさんのものを吸収できるとかんじました。フリーランスになってから、とにかくハマり倒しているF1は、来年も全戦リアルタイムで観戦して、個人的にアウトプットしていければと思います。自動車業界に飛び込んだ時にも思ったのですが、やはり自分が一番成長できるのは、「好きなことを全力でやる」ということに尽きるなぁと。情熱の続く限り、これからもクルマのお尻を全力で追いかけまわしたいと思います(笑)。
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迷いももちろんまだたくさんありますが、2020年は「もっと好き勝手にクルマを楽しむ!」を目標に、大好きなクルマに対して、純粋に忠実にまっすぐに進んでいきたいと思います。まだまだ未熟者ですが、2020年もあたたかく見守っていただければ幸いです!
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(伊藤 梓)