約4年ぶりのマイナーチェンジで今求められる装備を充実【ニュー・VWゴルフ公道試乗】

フォルクスワーゲン・ゴルフは世界中のCセグメントカーのベンチマーク(目標)と言われるほど、ベーシック中のベーシックとなるクルマです。

初代発売から40年以上を経過。世界累計販売台数は3300万台以上、日本だけでも85万台以上が販売されました。現在のモデルは7代目で、2012年に発売が開始され、今回、約4年ぶりにマイナーチェンジが行われました。

ゴルフにはいくつかのエンジンバリエーションがありますが、パフォーマンスアップが行われたのはスポーツ系となる2リットルモデルだけです。1.2リットル、1.4リットル、1.8リットルは、パフォーマンスアップは行われませんでした。

今回のマイナーチェンジでもっとも大きな変更点は、新しいデジタルインターフェイスの採用です。センターコンソールに装着される液晶モニターは、オーディオ用は6.5→8インチ、ナビ用は8→9.2インチとサイズアップ。

物理スイッチはなくなり、全面フラットなタッチスクリーンとなったほか、ナビ用はフォルクスワーゲンとしては初となるジェスチャーコントロール(非接触操作)機能も追加されました。また、メーターもオプションで液晶タイプのデジタルメータークラスターが選べるようになり、これを選ぶとスピードメーターとタコメーターの間にはナビ画面が表示されるようになりました。


この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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