ケン・ブロックに「これまで全損にしたクルマは何台ですか?」と少年が質問! エッセンモーターショーのTOYO TIRESブースに神ドリフト動画のスターはなんと答えた?

■「ドバイの公道をどうやって完全封鎖できたの?」ファンの質問にケン・ブロックが回答!

つい先月、914馬力のマシン“Hoonitruck(フーニトラック)”で、中国の天門山の断崖絶壁をドリフトで駆け抜ける動画を公開したばかりのケン・ブロック氏がドイツの『エッセン・モーターショー』でTOYO TIRESブースに登場し、ファンの質問に答えるなど交流を深めました。

Ken_Block01
ドリフト動画の大スター、ケン・ブロック氏が質問に答えます。

いちおう説明しておきましょう。ケン・ブロック氏は、スポーツ用品メーカー『DCシューズ』の創業者のひとりで、ラリードライバーでもあります。しかし、なにより彼を世界的に有名にしたのはサンフランシスコの街を封鎖するなどしてラリーカーでドリフトしまくった美しくて緊張感のあるエクストリーム動画『GYMKHANA』シリーズでしょう。このシリーズの動画で彼は世界中にインパクトを与え、ドリフト動画の大スターとなりました。このエッセン・モーターショーではケン・ブロック氏の前作のドリフト動画に登場する車両『Hoonicorn(フーニコーン)』がTOYO TIRESブースに展示され、ケン・ブロック氏自身もステージに登場して集まったファンの質問に答えました。その模様が下の動画です。

「ドバイの公道をどうやってあんなに完全に封鎖できたのか?」なんていう質問に「地元の自治体が協力してくれたからできた。中心部の大通りを封鎖したのは歴史上2回目だって」なんて答えたり、かわいい男の子が「これまで全損にしたクルマは何台ですか?」とたずねて、笑って「全損は2台かな。たいていはすぐに直せるんだ」なんて答えたり、なかなか興味深いやりとりがあります。

こういっちゃなんですが、あんなクレイジーなドリフト走行をしているひとだけれど、返答はごく真っ当です。誠実なひとなんですね。YouTubeの自動翻訳機能でもそこそこ意味はわかるので、英語やドイツ語が苦手でも、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

下は前日の模様です。ちょっと時間は短いですが、“前作で走ったパイクスピークと今作の天門山はどちらが難しかったか”なんていう質問に答えています。

■これがケン・ブロックの最新ドリフト動画

ちなみに、このトークショーのうしろのスクリーンで流されていた映像が、まさにケン・ブロック氏の神ドリフト最新作『Climbkhana Two』です。せっかくなのでこれも紹介しておきましょう。下の動画がそうです。

この道路すごいなー。それから914馬力の4WDのドリフトってすげえなー。ケン・ブロック氏の動画のいいところは、走行中に余計なBGMを入れないんですよね。だからこそ緊張感があって迫力がある。クルマ好きにとってはクルマのエンジン音やタイヤのスキール音こそ最高のBGMですからね。

それにしても、ケン・ブロック氏に質問してサインがもらえるトークショーなんてすごく魅力的ですね。

(まめ蔵)

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
続きを見る
閉じる