■ジャンピングスポットも!過酷なサンダーヒル25時間レースがスタート
●プロトタイプカーからロードスターまで多彩なマシンが参戦
ついに開幕しました! 何がかというと、サンダーヒル25時間レースです。ル・マン24時間レースよりも1時間長い、「世界最長」を謳う耐久レースが、アメリカで間もなくスタートしようとしているのです。
![サンダーヒル入り口](https://clicccar.com/uploads/2019/12/THUNDERHILL_RACE_BEFORE_1-20191208030044-800x533.jpg)
舞台はサンダーヒルレースウェイ。サンフランシスコから北へ約160マイル、車で約2時間のウィローズという町の郊外にあるレーストラックです。1周は約3マイル(約4.8km)で、特徴はとにかくアップダウンが激しいこと。丘陵地帯の中に作られているために、まるでジェットコースターのような高低差がドライバーを惑わせるのです。そんなアメリカンなコースを、速いマシンは1分44秒台で駆け抜けます。
![コース図](https://clicccar.com/uploads/2019/12/THUNDERHILL_RACE_BEFORE_6-20191208030049-800x533.jpg)
![コース](https://clicccar.com/uploads/2019/12/THUNDERHILL_RACE_BEFORE_2-20191208030043-800x527.jpg)
今年のサンダーヒル25時間レースには日本人選手が一人だけ参戦しています。それが、D1ドライバーとしておなじみの川畑真人選手です。川畑選手は昨年に引き続き、2回目の参戦。昨年は日産GT-Rをドライブしましたが、今年のチームはアメリカを拠点とする「Flying Lizard Motorsports」で、マシンはアウディR8 LMS GT4となりました。
![アウディR8](https://clicccar.com/uploads/2019/12/THUNDERHILL_RACE_BEFORE_8-20191208030050-800x570.jpg)
そのほかのマシンを見渡してみると、とにかくバラエティ豊かなことに驚かされます。総合優勝を争うのは本格的なプロトタイプマシンですが、一方で新旧のマツダ・ロードスター(現地名ミアータ)も元気に走り回っています。参戦マシンの多彩さに関しても、ル・マン24時間レースを上回っているかもしれません!?
![ローラ](https://clicccar.com/uploads/2019/12/THUNDERHILL_RACE_BEFORE_3-20191208030045-800x559.jpg)
![ミアータ](https://clicccar.com/uploads/2019/12/THUNDERHILL_RACE_BEFORE_7-20191208030049-800x533.jpg)
![GT-R](https://clicccar.com/uploads/2019/12/THUNDERHILL_RACE_BEFORE_5-20191208030047-800x533.jpg)
決勝は7日の11時(現地時間)にスタートし、翌8日の12時(同)にゴールを迎えます。日本人として注目は、やはり川畑選手の走りです。「Flying Lizard Motorsports」は耐久レースのスペシャリストで、川畑選手以外の4人のドライバーはすべてアメリカ人。その中で戦うプレッシャーはかなりのものがあると思いますが、川畑選手はチームプレーに徹することでクラス優勝を狙います。
![川畑選手](https://clicccar.com/uploads/2019/12/THUNDERHILL_RACE_BEFORE_10-20191208030052-800x533.jpg)
果たして、25時間後に川畑選手は笑顔でチェッカーフラッグを受けることができるのでしょうか。ゴール後にその結果をご紹介したいと思いますので、お楽しみに!
(長野達郎)
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