■10億円軍団に仲間入り。800馬力、0-100k/h加速は2.9秒
アラブ首長国連邦・ドバイ警察は、先日衝撃デビューを果たしたテスラの電動ピックアップトラック、「サイバートラック」をポリスカーとして導入することを発表。その画像を初公開しました。
ドバイ警察といえば、最速400k/h、1000psを叩き出すブガッティ「ヴェイロン」を筆頭に、強化されたポルシェ「918スパイダー」、アウディ「R8」、ベントレー「コンチネンタルGT」、マクラーレン「MP4/1」、ランボルギーニ「アヴェンタドールLP700-4」、フェラーリ「FF」、アストンマーティン「One-77」のほか、日本が誇る日産「GT-R」など14台以上のスーパーカーを所持し、総額は10億円ほどになると言われています。
サイバートラックには3種のEVパワートレインが設定されており、0-100km/h加速のパフォーマンスでは、シングルモーターが6.5秒以内、デュアルモーターが4.5秒以内、トリプルモーター「Plaid」が2.9秒とスーパーカー並の性能で、1回の充電による航続はそれぞれ402km、483km、805kmとされます。
また最高出力が800ps、最大トルク1,000ポンドフィート(1,356Nm)を発揮すると予想されており、前出のスーパーカーに劣らぬパフォーマンスを持ちます。コンポーネントには高強度ステンレス銅や装甲ガラスなどを採用、ズバ抜けた耐久性と乗員保護性を備えている点からも、警察車両としてはうってつけと言えそうです。
公開された車両は、ホワイトを基調にグリーンのロゴやアクセントをくわえ、ドバイ警察らしいデザインとなっています。
ドバイ警察では、このポリスカーを2020年に導入すると発表しています。しかしテスラは、このサイバートラックのエントリーモデルとミッドグレードを2021年後半まで生産を開始せず、ハイエンドグレードは2022年に生産開始するとアナウンスしており、大富豪ドバイ警察を最優先で納車する可能性もあるようです。
(APOLLO)