さらばEJ20エンジン! インプレッサWRXの中古に乗るなら今だ!!【気になる中古スポーツカー・バイヤーズガイド】

●GTNET埼玉さんで見つけたインプレッサの中古車をチェック!

【1台目】貴重な初代GC8の限定車22B-STiバージョンを発見!

22B-STiバージョンのフロント
世界ラリー選手権WRCで3連覇を成し遂げたインプレッサ。そのロードバージョンとして専用ボディパネルや2.2リッターのEJ22改を搭載する400台限定の22B-STiバージョン。新車価格は500万円でしたが、その後海外を中心にプレミア価格で売買され、今やその相場は1500万円以上。貴重なモデルでも在庫しているのがGTNETさんです。
22Bのリヤ
大変貴重な22Bですが、こちらの車両は走行距離が12万キロを超え修復歴があるため900万円と格安。レストアされているのでピカピカです。
22Bのプレート
22Bには400台限定のうちの何台目かを記すプレートがセンターコンソールに装備されています。こちらは337台目であるとわかります。
22Bのシート
12万キロ以上走っているとは思えないほど室内の程度は良好です。ステアリングやシフトノブの赤いステッチが鮮やかで清潔感もあります。
22Bのシート
センターの青い部分が色あせてしまうことが多いフロントシートですが、こちらは色あせナシです。
22Bのホイール
純正でBBS製鍛造アルミホイールが採用されていました。ガリ傷すらなく驚くほど良い状態です。
22Bのエンジン
2.2リッターに拡大されたEJ22改エンジンは消耗部品が交換されているので安心です。

【2台目】10万キロ超えだから108万円の魅力的プライス!

2002年式のフロント
2002年式インプレッサWRX STIで人気のWRブルーボディですが、走行距離が11万キロを超えているためか108万円です。修復歴はありませんので安心できそうです。
2002年式のホイール
ゴールドの純正アルミホイールも人気アイテムです。こちらも傷がなく良い状態を保っています。
2002年式のステアリング
11万キロ走行しているのにステアリングホイールの状態が良く、丁寧に乗られていたと思われます。
2002年式のシート
シートの状態も走行距離を考えたら非常に良いと言えます。
2002年式のエンジン
エンジンはノーマルのまま維持されていますが、マフラーだけ湾岸マフラーに変更されています。

【3台目】STiコンプリートカーのS203! 社外パーツも充実

S203のフロント
2005年式インプレッサS203です。当時555台限定で発売されたSTiのコンプリートカーで、Buddyclub製車高調や社外フロントバンパーが装着されて148万円です。
S203のホイール
WRブルーのボディにレイズ製17インチアルミホイールが映えます。ブレンボ製キャリパーを装着しています。
S203のインパネ
走行距離が12万キロを超えていますが、室内の状態も文句ありません。
S203のシート
シートの状態も悪くありません。若干ヘッドレストに褪色があります。
S203のエンジン
STiによりチューニングされたEJ20は320psを発生しました。今でも第一線級の実力です。

【4台目】2.5リッターターボと5速ATが魅力の「STI Aライン」

STI Aラインのフロント
2011年式インプレッサWRX STI Aラインです。2009年に追加された2.5リッターターボと5速ATを組み合わせたAラインで、車検が令和2年8月まで残り走行距離が6.2万キロ。税込128万円です。
STI Aラインのエンジン
WRX STI史上初のAT車には専用の2.5リッターシングルターボが採用されました。EJ25は300psを発生します。
STI Aラインのインパネ
6万キロしか走っていませんので室内は極上に近いほどキレイです。ストラーダHDDナビを装備してます。
STI Aラインのメーター
メーターには62353kmの走行距離が表示されています。その左はシフトインジケーターです。
STI Aラインのシート
赤いステッチが鮮やかなまま残るフロントシートはキレイなものです。運転席はパワーシートです。

【4台目】「インプレッサ」の名前が付く最後のWRX

2012年式のフロント
2012年式インプレッサWRX STIでインプレッサと名前が付く最後のWRXです。走行距離が5.6万キロ、車検受渡し状態で258万円です。これ以上望み得ないほど良い状態と言っていいでしょう。
2012年式のホイール
GRBの4ドアセダンです。18インチ鍛造アルミホイールにブレンボ製ブレーキキャリパーと装備は一流です。
2012年式の室内
5万キロ台だから当然ですが室内は極上といっていいレベルです。カロッツェリアナビを装備しています。
2012年式のシート
文句のつけようがないフロントシートです。アルカンターラとハーフレザーの組み合わせです。
2012年式のエンジン
ノーマルのEJ20エンジンは308psを発生します。排気系だけBLITZ製マフラーに変更されています。

取材協力:GTNET埼玉 埼玉県川口市芝7209-1 TEL048-499-3300

※このページで紹介している中古車は、取材時点での情報です。

(写真・文/増田満)

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この記事の著者

増田満 近影

増田満

複数の自動車雑誌編集部を転々とした末、ノスタルジックヒーロー編集部で落ち着き旧車の世界にどっぷり浸かる。青春時代を過ごした1980年代への郷愁から80年代車専門誌も立ち上げ、ノスヒロは編集長まで務めたものの会社に馴染めず独立。
国産旧型車や古いバイクなどの情報を、雑誌やインターネットを通じて発信している。仕事だけでなく趣味でも古い車とバイクに触れる毎日で、車庫に籠り部品を磨いたり組み直していることに至福を感じている。
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