■1.5Lガソリンに加え、ハイブリッドはFF・4WDにも設定
「東京モーターショー2019」に出展されたホンダ・ヴェゼルの「Modulo X(モデューロX)」仕様が予告どおり市販化されます。
ホンダアクセスが開発した専用カスタマイズパーツが量産過程で装着され販売されるコンプリートカーブランドである「Modulo X」。ヴェゼルのラインナップに「VEZEL TOURING Modulo X(ヴェゼル ツーリング モデューロ エックス)」「VEZEL HYBRID Modulo X(ヴェゼル ハイブリッド モデューロ エックス)」が追加され、11月29日(金)から発売されます。
S660、ステップワゴンなどにすでに設定されている「モデューロX」は、さまざまな路面環境で「思い描いたラインへ、クルマが反応してくれる」ことを目指したコンプリートカー。運転本来の楽しさを幅広いユーザーに味わってもらうべく、熟練のエンジニアが人の感覚にこだわり、チューニングが施されています。
今回設定されるヴェゼルは、クラスを超えた広い荷室や後席などにより、幅広い層を獲得しているというガソリンモデル「TOURING・Honda SENSING」、ハイブリッドの「HYBRID RS・Honda SENSING」、Modulo Xシリーズでは初となる4WD車は「HYBRID Z・Honda SENSING」がベース。スポーティで上質なデザインと走りが追求されています。
ブラックを基調としたエクステリアは「モデューロX」らしい存在感のあるデザインで、専用フロントグリルや専用エアロバンパー、専用LEDフォグライトが用意されています。リヤでは、専用エアロバンパーと専用エアロロアーガーニッシュがスポーティムードを強調するのと同時に、走行性能のパフォーマンス向上にも寄与するとしています。
インテリアでのトピックスは、同シリーズ初となる専用フロントスポーツシートの採用。サイドや座面を専用形状にすることで、スポーティで上質な乗り心地だけでなくロングドライブにおけるドライバーと助手席の同乗者の疲労軽減にも貢献するはず。
走りは「モデューロ」ブランドが培ってきた「上質でしなやかな走り」を実現するために、専用サスペンションおよび空力特性を考慮したエアロパーツにより、直進、旋回において安定感のあるフラットな乗り味が追求されています。
そのほか、外観にModulo X専用エンブレムが用意され、足まわりでは専用サスペンションのほか、専用18インチアルミホイール(FF)、専用17インチアルミホイール(4WD)を装着。内装では、専用リヤシート(ウルトラスエード×合成皮革)、専用フロアカーペットマット(プレミアムタイプ/Modulo Xアルミ製エンブレム付)などが用意されます。
ボディカラーは、「プレミアムクリスタルブルー・メタリック」「プラチナホワイト・パール」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」「クリスタルブラック・パール」の4色で、コンビシートになるインテリアカラーはブラックのみ。
価格は、「TOURING Modulo X Honda SENSING」が3,528,800円、「HYBRID Modulo X Honda SENSING」のFFが3,467,200円、「HYBRID Modulo X Honda SENSING」の4WDが3,617,900円です。
(塚田勝弘)