■Consept4ばりの巨大グリルは本当に装備されるのか!?
BMWの主力セダン、新型「3シリーズ」の頂点に君臨する「M3 セダン」開発車両を、これまでで最もカモフラージュが軽い状態でカメラが捉えました。
過去のプロトタイプとの最大の違いは、ブーメラン型LEDデイタイムランニングライトを備える市販型ヘッドライトが装着されたことです。またテールライトが完全に露出しているほか、ルーフにはシャークフィンアンテナ、スプリットタイプのトランクリッドスポイラーを初めて装備、開発が最終段階へ向かっている印象です。
フロントグリルのネットの奥には「Consept4」からインスパイアされた巨大グリルが透けてみえ、市販型に反映される可能性が濃厚といえるでしょう。
確定しているパワートレインは最高出力510psを超える3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンですが、他には最高出力454psを発揮するエントリーモデルや、480psを発揮するミドルグレードが設定されると予想されます。エントリーモデル以外は8速ATと組み合わされる「M xDrive」四輪駆動が搭載されるはずです。
キャビン内では、12.3インチデジタルインストルメントクラスタ、その横に8.8インチのインフォテイメントディスプレイを配置するほか、3本スポークのMステアリングホイールが確認できます。また2つのディスプレイの上部ダッシュボード形状は、一直線に伸びてスポーティさを演出しており、キャビン内、エクステリアともに3シリーズとは大きく差別化されるようです。
ワールドプレミアは、2020年末が有力とされています。
(APOLLO)