■長距離でなければパワー&トルク感ともにガソリン仕様で十分
街乗りから首都高速まで軽快な走りを披露してくれるのが、MAZDA CX-30のガソリン仕様。「SKYACTIV」の名を広く認知させたのはディーゼルエンジンの貢献度が高いはずで、その魅力はいまも健在です。ロングドライブの機会が多く、年間走行距離も延びるという使い方なら差額差+約32万円となるディーゼルエンジンを指名する価値は十分にあり、燃費も良く、軽油ですむメリットをより享受できます。
一方、自宅を中心とした街乗りが多く、年に数回ワンデードライブや1泊2日程度の旅行、あるいは帰省に使う程度で、休日くらいしか乗らないのであれば、2.0Lガソリン車の走りは魅力的です。
ストップ&ゴーが多い街中でもスタートダッシュに不満はなく、首都高速でも伸びやかな加速が味わえます。より爽快な走りが美点で、試乗車はMT車だったため、より軽快な加速が引き出しやすいという利点もありました。