●ホンダレーシング・サンクスデーで日本のファンと最後の交流を楽しんだバトン選手
スーパーGT2019シーズンが閉幕し、日本での第1期レース活動を終了したジェンソン・バトン選手。(第2期があるかは未定です)日本での最後のイベントとなったホンダレーシング・サンクスデーでは2年間の日本での活動に対し、チームやファンに感謝の気持ちを伝え、そして自身も今回のイベントを満喫したようです。
8時から行われたサーキットサファリでは慣れ親しんだ1号車に搭乗し、サファリ終了後にカートコースに現れたバトン選手は、2輪ライダーとペアを組んでのカート大会に参戦。
コンビとなったMoto2ライダーのソムキャット・チャントラ選手がファイナルラップまでトップを快走する姿を見て朝からエキサイティング!スーパーGTでもこんなにエキサイトしたのは昨年チャンピオンを獲得した時以来だったのではないでしょうか(笑)
オープニングセレモニーでは2年間苦楽を共にした山本尚貴選手と共に登場、八郷社長と硬い握手を交わしました。その姿勢からも、この2年間がバトン選手にとって、とても充実した時間であった事が窺い知れます。
その直後に行われたSuper GT Honda Grand Prixでは、これで本当に最後となるNSX-GT1号車を山本選手からドライバーチェンジしてドライブ。
山本選手はわずか1周でピットインし、バトン選手に少しでも楽しんでもらえるよう気を利かせます。GT500ラストランをファンはもとよりチームスタッフ達も名残惜しく感じていたようです。
そしてホンダコレクションホールに移動してのF1ドライバートークショーでは、デビッド・クルサード氏、そしてかつてBARホンダでチームメイトだった佐藤琢磨選手と共に、F1解説などでおなじみのモータースポーツジャーナリスト小倉茂徳さんからの質問に応えていました。
このトークショーでは通訳の方にも理解できないマニアックな回答をしたバトン選手。これには隣で聞いていた琢磨選手が通訳するハプニングも(笑)そんなコアな内容も飛び出し、早朝から並んで整理券をゲットした200名のファンのみならず、司会の小倉さんをも楽しませていました。
こうしてあっという間に時間の過ぎていった1日の最後には、今シーズンの参戦車両やドライバー、ライダー達と共に、日本のファンへお別れを告げたのでした。
またいつの日か日本で、バトン選手も慣れ親しんだ日本のサーキットでその走りが見られる日が来るのを、モータースポーツファン一同心待ちにしています。
Thank you, Batton! See you again!
(H@ty)
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