■新型エクストレイルは進化系e-POWERを搭載。アウトランダーとプラットフォームを共有
日産三菱連合が開発を進めるミッドサイズ・クロスオーバーSUV「エクストレイル」の次期型に関する情報を入手しました。
エクストレイルは、1997年に初公開された「トレイルランナー」を起源とし、2000年に「エクストレイル」として市販化されています。
2007年には日産「Cプラットフォーム」を採用し、ボディを拡大した2代目が登場。現行モデルとなる3代目は、2013年のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアされた後、同年12月より日本市場に投入されています。
第4世代となる次期型では、三菱「アウトランダー」とプラットフォームを共有した兄弟モデルとなり、ホイールベースを延長。2018年のデトロイトモーターショーで初公開されたコンセプトモデル「Xmotion」(クロスモーション)からインスパイアされたデザインが有力です。
新型エクストレイルの外観ですが、フロントエンドは大型化されたグリル、薄くシャープなヘッドライトなど、クロスモーションを意識したデザインが予想されます。また、メインライトと見紛う大型サイドランプを装着する可能性があり、新型「ジューク」のようなレイアウトを彷彿させます。
サイドビューでは、フロントドアからリアコンビランプにかかるシャープなキャラクターラインを採用、アンダー部分には大胆な張り出しデザインで立体感も演出されそうです。またCピラー上部に丸みを持ち、それに属するフレーム部分に傾斜を持たせたクーペシルエットも予想されます。
注目のパワートレインですが、往来の内燃機関エンジンのほか、新世代パワートレイン「e-POWER」の搭載が濃厚です。現行型の必要に応じで電気モーターがアシストするハイブリッドとは異なり、エンジンが発電した電気で駆動するシステムです。
「セレナ」や「ノート」では1.2リットルエンジンを搭載していますが、エクストレイルでは物足りないため、排気量アップや改良されたe-POWERの搭載が期待されます。ワールドプレミアは、2020年夏以降となるでしょう。
(APOLLO)