●「モビリティなくして生活の質はない」という思いを込めたスローガン「モビリティは生活のいのち」
2019年10月25日から一般公開をされている第46回東京モーターショー2019。南展示場4階にはタイヤをはじめ、様々なサプライヤーのブースが並んでいます。その数多くあるブースの中からコンチネンタル・オートモーティブを紹介します。
コンチネンタル・オートモーティブはタイヤをはじめ、自動運転などに関連するセンサー類そして、パワートレインを製造しているサプライヤーです。
3つの部門のうち、電動化などのパワートレイン部門は10月1日付けで「ヴィスコテクノロジーズ」と名称変更し、大手グローバル自動車メーカー2社と契約を結び、完全統合Eアクスルを初供給する予定です。
コンチネンタル・オートモーティブの東京モーターショー2019のスローガンは「モビリティは生活のいのち」です。このスローガンに「モビリティなくして生活の質はない」という思いを込めています。
まず、自動運転部門では2018年9月に無人運転技術を導入した実験車両を日本へ導入。そして2019年10月24日に国内自動車業界で初めてナンバーを取得。これによって道路使用許可を受けた上で公道での走行が可能となり、横浜にある拠点周辺から公道走行実証の開始を予定しています。
タイヤ部門では包括的な技術システム「コンチ・ケア」を発表。コネクト(接続)オートノマス(自律)リライアブル(信頼)そしてエレクトリフィールド(電子化)の頭文字CAREはホイールやタイヤ技術のネットワークを緻密に調整し、性能特性を管理することです。
これは個々のモビリティあるいはシェアモビリティのどちらのシナリオにおいても、電動化、自動運転の要件とも綿密に連携します。コンチ・コネクトライブというアプリと連動することで、コストを最適化するだけでなく、最新のロボタクシー車両向けにタイヤ管理の手段を提供するシステムを構築するものとなっています。
これまでは黒いゴムの塊だったタイヤにもセンサー類が装着され、交換時期や空気圧などもアプリを通じてわかるようになりそうです。
(萩原文博)