■名機EJ20の最後を飾るスペシャルモデルは限定抽選販売555台
WRX STI EJ20 Final Edition(以下ファイナルエディション)の実車が第46回東京モーターショー・SUBARUブースにお目見えしました!
ファイナルエディションは、多くのファンに惜しまれつつも生産終了するSUBARUの名機EJ20型の最後を飾る限定555台のプレミアムモデル。EJ20型エンジンは、SUBARUの市販モデルはもちろん、WRCやSUPER GT、ニュルブルクリンク24時間レースなどモータースポーツで輝かしい歴史に名を刻んだ名エンジンです。
今回のモデルのベースとなるのは、現在市販されているWRX STI タイプS。エクステリアは、フロントグリルとリアバンパーにチェリーレッドのストライプをあしらったほか、フェンダーガーニッシュとシャークフィンアンテナ、ボディ色に関係なくドアミラーにもブラックカラーを採用することで、メリハリのあるカラーコーディネートに仕上げられています。
また、リアバンパーサイド部分にはSTIのコンプリートカーS207やS208で採用されたエアアウトレットを装着。
さらに、ベースモデルでオプション設定となる大型リヤスポイラーは標準装備となっています。
ボディカラーはWRブルー・パール、クリスタルホワイト・パール、クリスタルブラック・シリカの3色を展開。
インテリアでは、シフトノブは市販仕様と同じ本革タイプですが、プッシュエンジンスイッチにレッドカラーのSTI製を採用、またステアリングにはウルトラスエード素材を用いることで、高級感を感じさせる仕立てになっています。
加えて、インパネにはこれまでの特別仕様車でも装備されたことのない艶消しのカーボン調をチョイス。
さらに、専用のシルバーステッチがあしらわれたウルトラスエード表皮の10WAYパワーシートを採用しているのも注目。なお、フルパッケージと呼ばれるメーカーオプション装着車を選択した場合、ベースモデルのオプション用RECAROシートと同一タイプとなるそうです。
また、シートベルトをはじめ、シート、インパネセンターバイザー、シフトブーツなどにシルバーステッチを採用し、室内は落ち着いた雰囲気に仕上げられています。
名機EJ20の最後を飾るにふさわしいスペシャルモデルは限定抽選販売555台となるそうですが、ファンならぜひ手に入れたい1台ですね!
(井元 貴幸)