最高出力421ps! 世界最強の2Lターボを搭載したメルセデス・ベンツA45 S 4マチック+のオーラが凄い【東京モーターショー2019】

■縦ルーバーのAMG専用グリルをコンパクトカーで初採用

10月23日、東京モーターショーにおいてメルセデス・ベンツ日本は最高出力421psという世界で最もパワフルな2L直列4気筒ターボエンジンを搭載したメルセデスAMG A45 S 4マチック+を発表し、11月以降にデリバリーを開始します。

AMG A45外観02
AMG A45の発表シーン

メルセデスAMG A45 S 4マチック+はメルセデス・ベンツブランドのエントリーモデルである5ドアハッチバックのAクラスをベースに、AMG社のブランドスローガン「ドライビングパフォーマンス」を体現した究極のホットハッチに仕上がっています。

AMG外観02
AMG A45リアスタイル

メルセデスAMG A45 S 4マチック+に搭載されているエンジンは「M139」と呼ばれる完全新設計の2L直列4気筒ターボエンジンです。量産型の2L直4ターボエンジンとしては世界トップの421psという最高出力を誇ります。5000〜5250回転で500Nmの最大トルクを発生。そのトルクカーブはまるで自然吸気エンジンのような特性を実現しています。

AMG A45のエンジン
421psを発生する最強の2Lターボエンジン

この究極の2Lターボエンジンは、特許技術であるNANOSLIDEのコーティングを施すなどF1のテクノロジーが採用されています。駆動方式はパフォーマンス志向のトルク可変四輪駆動システム「AMG 4マチック+」を採用。トルクの配分は状況に応じて、前後100:0から最大前後50:50まで変化します。

ハイパワーエンジンを搭載したメルセデスAMG A45 S 4マチック+のシャシーはフロントセクションのねじれ剛性を強化するため、アルミニウムのプレートをエンジンルーム下部に配置。さらにストラットタワーバーなどで追加の補強をしています。そしてアンダーボディの前部と後部には斜めのストラットが増設され、剛性を格段に高めています。

AMG A45 インテリア
A45 AMGのインパネ

サスペンションはすべてのコンポーネントに対して徹底的な見直しを行い、許容される最大横加速度を高めるとともに、限界域における車両コントロールを容易にしています。また、ボディ剛性の向上とのシナジー効果で、サスペンションシステム全体のレスポンスが正確になるとともに、コーナリング時やブレーキング時、荷重変化時のボディのねじれが低減されています。

オプション装備となる「AMG ライドコントロールサスペンション」はサスペンションを制御する3つのモードを選択でき、快適志向からスポーツ性を強調したものまで、走行シーンにあわせて選ぶことが可能です。

AMG A45 インテリア02
AMG A45のバケットシート

冷却性能に優れた大容量のブレーキシステムや走行シーンによって6つのモードが選べる「AMG DYNAMIC SELECT」を採用。またコンパクトモデルで初めて縦にルーバーの入ったAMG専用のラジエターグリルを採用しています。

メルセデスAMG A45 S 4マチック+の車両本体価格は790万円。また、サンイエローやdesignoマウンテングレーマグノといった特別色のボディカラーや専用のAMGパフォーマンスシートなどを装備した限定車のメルセデスAMG A45 S 4マチック+エディション1は919万円となっています。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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