航続距離300km&満充填は2分で完了! FCV小型トラックの三菱ふそう「Vision F-CELL」が物流を変える【東京モーターショー2019】

■燃料電池をトラックに採用。ディーゼル車と同等の使い勝手を実現

「CHALLENGE THE CHANGES」をテーマに掲げ、日常の暮らしを支える商用トラックにおいて新しい提案をいくつも行った三菱ふそう。その中心となったのが、世界初公開の「Vision F-CELL」です。

vision-F-CELL01
3.7tトラックで、物流の中心になっていく大きさ

三菱ふそうは2017年に量産型の小型電気トラック「eCanter」を発表。現在は日本・ヨーロッパ・北米で140台以上の車両が稼働し、延べ走行距離は100万キロを超えました。そうしたバッテリー式電気自動車の開発と販売を続けながらも、三菱ふそうは新たなステージに向けたトラックを開発しています。

それが、燃料電池を搭載した小型トラックのコンセプトモデル「Vision F-CELL」です。

Vision-F-CELL
ハートムット・シックCEOも大きな期待を寄せる最新コンセプトモデルです。
F-CELLサイド
燃料電池技術を搭載。キャビンは広々しています。
Vision F-CELLヘッドライト
左右にのびやかに広がる時ヘッドライトユニットが、未来感を一層高めます。

バッテリー式電気自動車では航続距離の大きな制限と、長い充電時間が大きな足かせとなっていました。そんな問題点を、燃料電池技術を導入することで解決。満タンの水素補充で航続可能距離は300km、また水素の満補充は約2分間で完了します。現在走行している多くのディーゼルエンジントラックと同等の航続可能距離と燃料補充時間を達成することで、電動トラックの可能性が大きく広がります。

●合言葉は「CHALLENGE THE CHANGES」

ボディを彩る「CHALLENGE THE CHANGES」の文字は、これからの三菱ふそうのテーマです。革新的な技術に挑戦し、それによって現代社会が抱える多くの問題を解決する。そんな社会づくりを地球規模で実現していこうという意思が表れています。

Vision-F-CELL荷台
荷室と一体のボディでカウル形状になっています。

ヒトとモノをつなぐ物流は、トラックがなくては機能しません。燃料電池によるパワーを活用して、物流社会をクリーンなものへと変革することは、これからの地球環境において重要な意味を持つことでしょう。

燃料電池技術

(佐々木亘)

この記事の著者

佐々木亘 近影

佐々木亘

大学卒業後、銀行員になるも3年で退職し、大好きだった車の世界へ足を踏み入れました。自動車ディーラー営業マンへ転職し、レクサス・セールスコンサルタントとして自動車販売の現場に7年間従事します。
現在はフリーライターとして独立し、金融業と自動車ディーラーでの経験を活かして活動中です。車にまつわる金融・保険・法規などの、小難しいテーマを噛み砕き、わかりやすい情報へと変換して発信することを心がけています。常にエンドユーザーの目線に立った、役立つ情報を届けていきたいと思います。
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