トヨタから2人乗りEVスポーツカー「e-RACER」がサプライズで登場【東京モーターショー2019】

■トヨタがEVスポーツの「e-RACER」を世界初公開

トヨタ・ブースのプレスカンファレンスで、豊田章男社長は「ここにクルマはなく、人(来場者)中心(主役)のブース」と紹介しました。しかし「e-RACER」というEVスポーツカーのサプライズが擁されていました。

トヨタ 東京モーターショー
サプライズ出展となったトヨタ「e-RACER」。前後2人乗りのEVスポーツ

全長3340×全幅1620×全高970mmというサイズで、一充電走行距離や最高速は明らかにされていませんが、現在のEVスポーツ同等以上としています。

同コンセプトカーは、トヨタやマツダ、デンソーにより設立されたEVの共同技術開発会社「EV C.A. Spirit」によるものではなく、トヨタ単独での開発だそう。なお、あくまでもデザインスタディ/コンセプトカーであり、市販化の予定はないそう。

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「e-RACER」のリヤビュー

「モビリティのテーマパーク」をテーマに掲げたトヨタは、遊び心あふれるブースになっています。「PLAY THE FUTURE!」を掲げ、顔写真入りのレジデンスカードを作ってポイントをためると、ブース内にあるトヨタコンビニで、丸型ウォーター、絆創膏、クレヨン、スマホグリップやケースがもらえる仕掛けも用意されています。

背景に未来のモビリティ都市が描かれたトヨタ・ブース(プレスカンファレンス)では、未来人と小型ロボットが登場。

コンセプトカーは東京オリンピック・パラリンピックの選手村で自動運転走行する小型バスタイプの「e-Palette」が登場。トヨタの自動運転車両である「e-Palette」は一充電走行距離が150km程度、最高速19km/hで自動運転が可能。高精度3Dマップやライダー、カメラなどを搭載し、運行管理による低速自動運転を実現(SAEレベル4相当)するとしています。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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