新型eKスペースがいよいよ登場間近か!? 三菱が「スーパーハイト軽ワゴンコンセプト」を世界初披露【東京モーターショー2019】

■SUVモデルに共通するフロントフェイスを採用した背高軽モデル

●新型eKスペースの登場を予告するコンセプトカーなのか!?

軽自動車の大ベストセラーモデルとなっているのがホンダN-BOXです。ダイハツはタント、スズキはスペーシアで追撃を図っていますが、N-BOXの牙城を崩すまでには至っていません。しかし、いよいよ打倒N-BOXの大本命モデルが登場することになりそうです。

三菱自動車は東京モーターショー2019(10月24日〜11月4日)において、「Super Height K-Wagon Concept(スーパーハイト軽ワゴンコンセプト)」を世界初披露します。

スーパーワイト軽ワゴンコンセプトのサイドビュー
スーパーハイト軽ワゴンのティザー写真。暗くて見えにくいので、ちょっと明るくしてみると…。

スーパーハイト軽ワゴンコンセプトのサイドビュー2
シルエットがだいぶ見えるようになってきました。eKワゴンの特徴である後部がキックアップしたピラー形状も継承しているようです。前後フェンダーのラインも目を引きます。

その名の通り、新世代のスーパーハイト軽ワゴンの提案モデルとのことですが、ティザー写真を見ると、新型eKスペースの予告版としか思えません。スーパーハイト軽ワゴンコンセプトが新型eKスペースだと正式にアナウンスされているわけではありませんが、その確率はかなり高いのではないでしょうか。

スーパーハイト軽ワゴンコンセプトのウリは、広々とした居住空間と三菱自動車らしいSUVテイストのデザイン、キビキビとした小気味よい走りです。

スーパーハイト軽ワゴンコンセプトのフロントフェイス
フロントフェイス部をアップにしてみます。eKクロスと同様の、ダイナミックシールドを採用した力強い顔つきがうかがえます。

また、高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT」や衝突被害軽減ブレーキ、踏み間違い衝突防止アシストなど「サポカーSワイド」に該当する予防安全技術も採用しているとのこと。

現行型のeKスペースは東京モーターショー2013に参考出品され、翌年の2月から発売が開始された長寿モデル。すでに兄弟車のeKワゴンが今年3月にモデルチェンジして一足お先に新型へ移行し、好評を博しているだけに、新型eKスペースの登場を心待ちにしている方も多いはず。東京モーターショー2019の会場で、実車をじっくりとチェックしてみてください。

●日本初披露の電動SUV「ミツビシエンゲルベルクツアラー」も注目

三菱自動車のブースではほかに、電動SUV「MI-TECH CONCEPT」の世界初披露、「MITSUBISHI ENGELBERG TOURER(ミツビシエンゲルベルクツアラー)」の日本初披露を予定しています。

ミツビシエンゲルベルグツアラーのフロントビュー
ミツビシエンゲルベルクツアラーは今年のジュネーブショーでワールドプレミアされたコンセプトカーです。
ミツビシエンゲルベルグツアラーのリヤビュー
ツインモーター4WD方式のプラグインハイブリッドシステムを搭載したミッドサイズのSUV。アウトランダーPHEVは2列シートですが、ミツビシエンゲルベルグツアラーは3列シートを実現しています。

また、電動車、V2H充放電器、太陽光パネル、家庭用蓄電池などで構成されるV2Hシステムをパッケージ化し、販売・設置からアフターメンテナンスまでをワンストップ化したサービス「電動DRIVE HOUSE」の展示も行われます。

電動DRIVE HOUSE
三菱自動車のブースではアウトランダーPHEVと一緒に、太陽光発電による電動者への充電や、電動車から家庭への電力供給の流れをビジュアル化した展示が行われます。

(長野達郎)