●多彩なニーズを満たすためにボディがスイッチで切り替わるコンセプトカー
東京モーターショー2019のスズキブースでは、クルマ、オートバイ、電動車いす、マリン製品が展示されます。四輪車は19台で、そのうち参考出品車が7台、市販車が12台。二輪車は参考出品車が4台、市販車が4台。電動車いすが1台。
まず、クルマの参考出品車から。パーソナルコンパクトPHEVの「WAKUスポ(ワクスポ)」は、スイッチを押すことで、クーペとワゴンの車体構造を変形させることで、ドライバーの用途に合わせて1台で二役を担うコンセプトカーです。
狙いは幅広い年齢層に1台で応えるためで、「ワクワク」を家族内でシェアリングできるようにという想いが込められています。
フロントからリヤまで連続性のあるシンプルな造形、普遍的なクルマらしさを感じさせる3BOXプロポーションのエクステリアデザインが特徴です。さらに、ドライバーの好みに合わせてフロントマスクの表情を切り替えることができるそう。
インテリアデザインは、先進的でありながら懐かしさを抱かせる雰囲気として、インパネは全面モニターと質感の高い木目調加飾が目を惹きます。ほかにも、コンパクトサイズに加えて、ピラーレスドアの採用により世代を問わず楽に乗降できるようになっています。
ボディサイズは、全長3700×全幅1650×全高1430mm、ホイールベースは2460mm。乗車定員は4名。パワーユニットはPHEVで、駆動方式は4WD。
(塚田勝弘)