●コンパクトな2モーターハイブリッドを搭載した新型フィットがワールドプレミア
ホンダの東京モーターショー2019の出展概要が発表されました。
クルマは新型「フィット」、オートバイはスーパーカブベースの「CT125」が世界初公開モデルで、大きな注目を集めるのは必至でしょう。ワールドプレミアとなる新型フィットのほか、ジャパンプレミアとして、2020年初めに発売が予定されている新型「アコード」、そしてEV専用車の「Honda e(ホンダ イー)」が公開されます。
また、以前お伝えしたように、10月にマイナーモデルチェンジとして発売が予告されている「フリード」、Hondaのフラッグシップであるスーパースポーツモデル「NSX」、日本の軽四輪車新車販売で4年連続で第1位を獲得している、現代の国民車といえる「N-BOX」シリーズなど、市販車も多数展示されます。
注目の新型フィットは、今回で4代目を数えとなる、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによる広いキャビンと、多彩なシートアレンジを継承し、ハイブリッドモデルには、より小型になった2モーターハイブリッドシステムを搭載。従来の使い勝手の良さはそのままに、乗った人が「心地よい」と感じるような、日常をさらに豊かにするクルマとして生まれ変わるとしています。
新型アコードは、北米でのリリースを皮切りに、世界中の発売国・地域で多くの賞を受賞し、高い評価を得ているそうで、ついに日本市場にも登場します。ロー&ワイドなプロポーションと流麗なシルエットに、ゆとりある室内空間を実現したそう。美しいスタイリングや使い勝手の良さだけでなく、リニアで軽快、かつ上質な走りを楽しめる上級ハイブリッドセダンとして、2020年初めの日本での発売予定になっています。
2019年9月にフランクフルトモーターショーで量産モデルを公開された「Honda e」。日本では、2020年に発売されます。同社が提案する都市型コミューターとして、力強くクリーンな走りと取り回しの良さをモーターと後輪駆動で実現したとしています。2画面の大型タッチパネルモニターやドアミラーに代わるカメラミラーシステムが搭載されたほか、コネクテッド技術や先進のAIを用いた音声認識機能「Honda Personal Assistant(ホンダ パーソナル アシスタント)」でユーザーの移動と暮らしをシームレスに繋げることを目指したそう。
マイナーチェンジを受けるフリードは、5ナンバーサイズの取り回しの良いコンパクトボディと、広い室内を維持しながら、デザインを刷新。さらに、クロスオーバースタイルのデザインで、遊び心と力強さを表現した新グレード「CROSSTAR(クロスター)」が新たなラインアップに加わります。マイナーモデルチェンジモデルの発売直後となる東京モーターショーでは、市販車の展示が行われます。