●「ノーマルな」M2に48Vマイルドハイブリッドモデルがラインナップ?
BMWは、コンパクト2ドアクーペ「2シリーズ」に設定されている最強モデル「M2」に、ハイブリッドモデルを設定する計画があることがわかりました。
ベースとなる2シリーズ・クーペは、「1シリーズ クーペ」後継モデルとして2013年に発売、翌年日本にも導入され、M2は2016年に初めて設定されています。パワートレインは3.0リットル直列6気筒DOHCターボを搭載し、最高出力370psを発揮。内燃機関エンジンのみ存在している状況です。
現在BMWは、M2のハイスペックバージョンとなる「M2 CS」を開発していますが、米「Automobile Magazine」によると、これとは別に電動化されたM2が初めて設定される可能性があるといいます。ただし、フルEVではなく48Vマイルドハイブリッドが有力と予想しているようです。
これにより、馬力とトルクが向上するほか、燃料効率もアップします。しかし、同社では、パフォーマンスアップというより、排出ガス規制を回避するのが最大の目的のようです。
BMWでは、そろそろ2シリーズ次期型に関する情報が入ってきそうですが、このハイブリッドモデルは新型ではなく、現行モデルの最後のバリエーションになると思われ、発売は2022年と予想されています。
なお、M2 CSは「M3」「M4」から流用される3.0リットル直列6気筒、S55ツインターボエンジンを搭載。最高出力は450ps程度になるでしょう。ワールドプレミアは、2019年11月のロサンゼルスモーターショーが有力で、限定2,200台の発売と伝えられています。
(APOLLO)