トヨタ・RAV4をよりタフに! オフロード系チューンを極めたモンスターがTRDから登場【TRD RAV4試乗】

●オーバーフェンダーで迫力アップ! 自然の中が似合う「フィールドモンスター」

2年8カ月ぶりに日本で復活したトヨタのSUV「RAV4」。ノーマルモデルも人気のモデルですが、ノーマルの魅力をさらに向上したTRDのコンプリートモデルが話題となっています。

TRDのコンプリートモデルはオンロードよりの「ストリートモンスター」とオフロードよりの「フィールドモンスター」の2種が存在しますが、今回は「フィールドモンスター」に試乗しました。

TRD RAV4 リヤスタイリング
フィールドモンスターリヤスタイリング

「フィールドモンスター」に装着されるエクステリア回りのパーツは、フロントロアガーニッシュ、フロントバンパーガーニッシュ(LED付き)、サイドタフブレード(試作品)、サイドデカール、オーバーフェンダー、バックドアガーニッシュ、バックドアロアガーニッシュ、ルーフラック、17インチアルミホイール(CRIMSON MG MONSTER)、ドアハンドルプロテクター、セキュリティ付きナンバープレートボルト。

TRD RAV4  キャリア
頑丈なデザインのルーフキャリア

インテリア用パーツでは、プッシュスタートスイッチ、ラゲージマット、ラゲージボックス、サンシェード、IRカットフィルム、TRDスピーカーセット。さらに機能パーツとしてパフォーマンスダンパーが装備されていました。

TRD RAV4  ラゲッジマット
ラゲッジマットは静粛性のアップにも貢献するパーツ

初代から次第にボディをワイド化し、迫力を増してきたRAV4は、現行モデルとなったときにすでに力強いエクステリアを得ていましたが、この「フィールドモンスター」はその魅力をさらに向上したスタイリングとなっています。

オーバーフェンダーはオリジナルより約10mmアップする程度にとどまっていますが、迫力はアップ。試乗車のタイヤはホワイトレターのBFグッドリッチのオールティレーンT/Aとなっていたため、その雰囲気アップ感はグッと高いものでした。

TRD RAV4  リヤパフォーマンスダンパー
リヤのパフォーマンスダンパー
TRD RAV4 フロントパフォーマンスダンパー
フロントのパフォーマンスダンパー

オフロード系のタイヤが装着されているにもかかわらず、クルマの走りはシャキシャキと引き締まっていました。これはパフォーマンスダンパーの効果といって間違いないでしょう。オフロードよりのドレスアップながら、オンロードの走行性もしっかり確保している。これを両立しているところはさすがワークス系といった印象です。

TRD RAV4  マッドフラップ
試乗車には装着されていなかったが、マッドフラップなども用意されている
TRD RAV4  フロントスタイル
フィールドモンスターの名のとおり、自然の中が似合うモデルだ

(文/写真・諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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