●デザインはクロカン、乗り心地はオンロードを目指すニュータイヤ
横浜ゴムのSUV &ピックアップ用タイヤブランドのジオランダー・シリーズに、新たに「X-AT」と名付けられたモデルが登場しました。
舗装が充実している日本での道路事情を考えると、タイヤの性能としてはH/T(ハイウェイテレーン)やA/T(オールテレーン)がマッチングがいいのですが、クロスカントリー4WDには従来のH/TやA/Tのパターンやサイドウォールのデザインがしっくりこないものばかりでした。
そこで横浜ゴムが提案してきたニュータイヤが「ジオランダーX-AT」です。「ジオランダーX-AT」は「ジオランダーA/T G150」というオンロードよりのタイヤと「ジオランダーM/T G003」というオフロードよりのタイヤの中間に位置するモデルで、デザイン上はM/Tタイヤのようなゴツいデザインでありながら、オンロードでの快適性や環境性能が与えられています。
また、回転方向は持たないものの、サイドウォールのデザインは表裏(どちらが表ということはない)で異なるものとして、装着車の個性とマッチングできるようになっているところが面白い部分です。
オンロードでの快適性や環境性能が与えられているとはいうものの、各所にはクロスカントリードライブでのパフォーマンスを発揮するテクノロジーを満載。ジオランダーシリーズとしては恥ずかしくない性能も確保されています。当初用意されるサイズは16インチから20インチまで、全10サイズを用意。今後もバリエーションは広がっていくとのことで。
(文・諸星陽一)