●ダイハツ車の現保有台数の約半数が予防安全機能「スマートアシスト」搭載車または後付け安全装置の対象車両に
ダイハツとトヨタは、現在使用している車輌にペダルを踏み間違えた際などに起きる急な発進を抑制する後付けできる安全装置を開発し、対象車種を徐々に増やしています。
2019年7月29日、ダイハツは安全装置「つくつく防止(ぼうし)」の搭載対象車種の拡大。同日から発売を開始しています。
今回新たに対象として加わったのは、5代目ムーヴ(LA100S/L110S)および、初代ミラ イース(LA300/310S)の2モデル。装置の構成部品や制御の仕組みは従来同様です。
ともにCVT車に対応し、クルーズコントロールシステム搭載車は対象外となっています。また、ムーヴは2010年12月~2012年12月の生産車、ミラ イースは2011年9月~2013年8月生産車が対象。
同装置は、ペダルの踏み間違い事故による衝突被害を軽減することを目的に開発された後付けの安全装置で、後付けでソナーセンサーやコントローラー、 インジケーターなどを装着することで、誤操作による重大事故の減少への貢献を狙っています。
ダイハツは、2018年12月に2代目タントを対象に「つくつく防止」の発売を開始し、その後、2019年4月までに対象車種を6車種に拡大。今回の対象車種拡大で合計7車種8モデルが搭載対象になります。これにより、ダイハツ車の現保有台数(約970万台)のうち、 約半数の車両が予防安全機能「スマートアシスト」搭載車、 または後付け安全装置の対象車両となります。
後付け安全装置「つくつく防止」の価格は、3万4560円(標準取付費込で5万9508円)です。なお、同アイテムはダイハツの販売店での販売・装着になります。東京都など一部の地方自治体にとどまっていますが、助成金制度もありますので、対象地域の方は助成金も要チェックです。
(塚田勝弘)