ハチロク、ヨタハチ、カローラ、カリーナ…懐かしさで涙モノの旧車がズラリ!【東京旧車会レポート・トヨタ編】

●車重はなんと580kg! 軽くて可愛いヨタハチは会場でも大人気


1965年に大衆車パブリカのエンジンを用いた軽量スポーツカーとして発売されたトヨタスポーツ800です。ヨタハチと呼ばれる愛嬌あるスタイルですが、意外と活発に走るのです。


スポーツ800は日本に芽生えたばかりのモータースポーツに最適なクルマとして人気でした。1300cc以下のGT-ⅠクラスでホンダS600と名勝負を繰り広げた当時の姿を再現しています。


ファストバックスタイルを取り入れた初代セリカのLB(リフトバック)も颯爽と会場から走り去ります。クーラーではなく窓を開けて走るのが旧車らしいですね。


70年代から80年代に流行したレーシングジャケットを装着したセリカLBです。若干低くした車高にSSRマークⅢのアルミホイールとともによく似合ってます。


DOHCの2T-Gエンジンを搭載する初代スプリンター・トレノです。車高を下げてコーナリング性能を追求しているようで、奥多摩のワインディングは最高の舞台だったでしょう。


2代目カリーナは当時のコロナと似たスタイルが特徴です。今でも2ドアハードトップはイベントで見かけますが、このクルマのように4ドアモデルは大変希少です


FR最後となった3代目カリーナはセリカと同じ2T-Gエンジン搭載車もあって、走りにこだわるユーザーに人気でした。車高を下げたこのカリーナもコーナリングが楽しそうです。


80年代のクルマは少数派でしたが、こんなにキレイな初代ソアラが参加していました。2リッターターボのVRで、アルミホイール以外はフルノーマルのようでした。

(写真・文/増田 満)

この記事の著者

増田満 近影

増田満

複数の自動車雑誌編集部を転々とした末、ノスタルジックヒーロー編集部で落ち着き旧車の世界にどっぷり浸かる。青春時代を過ごした1980年代への郷愁から80年代車専門誌も立ち上げ、ノスヒロは編集長まで務めたものの会社に馴染めず独立。
国産旧型車や古いバイクなどの情報を、雑誌やインターネットを通じて発信している。仕事だけでなく趣味でも古い車とバイクに触れる毎日で、車庫に籠り部品を磨いたり組み直していることに至福を感じている。
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