ゴルフバッグを縦に積める! 長距離旅行も視野に入れたスーパースポーツ『マクラーレンGT』

●マクラーレンの躍進の鍵になる!? 新型スポーツ『マクラーレンGT』が発表

長距離旅行も視野に入れたスーパースポーツ『マクラーレンGT』の発表会が東京・原宿にて開催されました。このクルマは620psを発生する4リットルV8ツインターボエンジンをミッドシップ搭載し、後輪を駆動するモデルです。

発表に先立ってマクラーレン オートモーティブ(以下、マクラーレン)アジア 日本支社 代表の正本嘉宏さんからはジャパンマーケットの現況説明がありました。

それによるとマクラーレンの全世界販売台数ランキングでは、1位がアメリカ、2位がイギリスですが、堂々3位に日本がつけているとのこと。また2019年度の日本市場での売上台数は対前年比で60%以上も向上しているそう。

我が国におけるマクラーレンは、ただいま躍進の真っ最中にあるということです。

続いて登場したマクラーレンのチーフデザイナー、ゴラン・オズボルトさんからはデザインやパッケージについての解説を聞くことができました。

「空力をはじめとしたスポーツ性能を重要視することはもちろんですが、このモデルでは日常や長距離旅行での利便性を向上させるアイデアを随所に盛り込みました。フロントには150Lの容量を持つ収納スペースがあります。さらにリヤには420Lの収納スペースを設けているのです」

ステージ上では実際にリヤゲートを開けて中からゴルフバッグを取り出し、フロントのラゲッジからは旅行用の中型サイズのスーツケースを取り出すという演出がなされました。

また、普段使いがしやすいように最低地上高を110mmと、こういったカテゴリーのクルマにおいては高めに確保しています。さらに段差の乗り越え時等には20mm車高を上げるシステムを組み込んでもいるのです。

マクラーレンGTは、は上り調子にある日本の販売成績をさらに大きくアップさせる予感しかない、スーパーバリューモデルでした。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
続きを見る
閉じる