●W16エンジンと別れ、電動化される可能性が高い後継モデル
ブガッティのハイパーカー「シロン」の後継モデルを予想したCGが公開されました。
レンダリングアーティストやグラフィックデザイナーとしても有名な「INVATIVE」が制作したのは「Type 103」と名付けられたCGで、シロン後継モデルにあたります。
「シロン」や「ビジョン・グラン・ツーリスモ』」からインスパイアされ、同ブランドのアイデンティティ「C」シェイプが美しく描かれています。フロントエンドにはシロンの半円形グリルを採用、左右に大型のコーナーエアインテークやシロンよりスリムでシャープなヘッドライトを装備し、未来的フォルムのエクステリアが特徴的です。
ブガッティは1909年に設立された歴史ある自動車メーカーで、有名なモデルは「タイプ35」、「タイプ55」「タイプ57クーペ」など「タイプ」+数字が伝統となっていました。その後経営不振になるも、1987年にイタリア人実業家ロマーノ・アルティオーリがブガッティの商標を手に入れた後、1991年には世界に衝撃を与えた『EB110 GT』を発表し復活を遂げています。
以降、2005年には8.0リットルW型16気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力1001psを発揮するスーパーカー「ヴェイロン16.4」を発表。2016年には、1500psを発揮する「シロン」が登場し、その後も2018年には1500psの「ディーヴォ」、2019年には20億円の「ラ ヴォワチュール ノワール」を発表するなど、ブガッティはスーパーカーの代名詞といえる地位を築き上げたと言えます。
これまで内燃機関エンジンにこだわってきたブガッティですが、すでに「新型モデルにW16エンジンは搭載しない」と断言しており、後継モデルは電動化される可能性が高いと予想されます。
(APOLLO)