【SUPER GT 2019】Moduloサポート2台の鈴鹿、季節外れの暑さが生んだ悲喜こもごも(PR)

GT500の64号車はペナルティに苦汁をなめる!

GT500クラスの64号車 Modulo EPSON NSX-GTはどのような展開だったのでしょうか?

予選では15番手と苦しいポジションとなった Modulo EPSON NSX-GT。開幕からこれまでの2戦では淡々と走りライバルのトラブルにより順位を上げてポイントを獲得してくレースでしたが、この鈴鹿では速さを見出すことが出来ずにいたようです。

スタートドライバーはナレイン・カーティケヤン選手。予選からマシンが良くなってきたとはいえスタート直後からトップグループとの速さの差にもがくこととなってしまいます。それでも17周目でライバルが単独クラッシュを喫するとそこでポジションが一つ上がります。

そのクラッシュが原因となりセーフティーカーが導入され23周目に解除となると25周目にピットインをし牧野選手にチェンジしてコースに飛び出していきます。しかしここでピット作業違反があり、牧野選手はドライブスルーペナルティを受けてしまうことになったのです。

このペナルティについて中嶋総監督は「ただでさえ厳しいレースでしたが、その上ペナルティで選手に対して足を引っ張ることとなってしまった」と語ります。

トップグループからベストラップで3秒以上も引き離されるほどセッティングが難しかった猛暑の鈴鹿。原因は諸々考えられると思います。

そのことについて牧野選手は「満足には程遠く、大きな課題がのしかかっていて辛いレースでした」と語ります。その上で「タイはもっと暑いので更に厳しさを増すでしょう。しかし負けずに頑張っていきたい」とも語っています。

次戦のタイは猛暑とスコールが訪れる天候の読みにくい場所。そんな中で上手い具合にセットがハマってくれれば勝てる要素は十分にあると考えられます。

34号車Modulo KENWOOD NSX GT3、そして64号車 Modulo EPSON NSX-GTのタイでの活躍を大いに期待しましょう。

(写真:吉見幸夫、松永和浩 文:松永和浩)

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この記事の著者

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松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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