以外なスクープ!? VWがブレーキダストの粒子フィルターをテスト中

新型の開発車輌だけがスクープではありません。今回は、フォルクスワーゲンがブレーキ塵の粒子フィルターをテストする様子を捉えました。

自動車の排気ガスに対する懸念がますます強まっており、内燃機関を動力とする自動車からゼロエミッションモデルへの移行が進んでいます。同時にブレーキを使用するたびに空気中に放出される微粒子「ブレーキダスト」の問題にも目が向けられています。

ドイツでは、毎年約10,000トンものブレーキダスト粒子が発生しているといいます。それは膨大な塵であり、これらの小さい粒子が人の肺胞に浸透して、呼吸疾患や心臓病を引き起こすと指摘されているのです。

ドイツのエアフィルター専門会社「MANN+FILTER」社では、ICE(内燃機関車)からの微細な粉塵汚染の低減に役立つよう設計された3つの新機構を開発したようです。

VWでは、早速最新システムの導入を目指して「ゴルフ」でのテストを開始しました。ブレーキキャリパーの下に配置された粒子フィルターにより、ブレーキダストが周囲に漏れるのを最大80%防ぐといいます。このフィルターは、電気自動車を始め、ハイブリッド車、ガソリン車、ディーゼル車などあらゆる種類のパワートレインに採用が可能とあり、将来の自動車業界において、大きな意味をなしているようです。

実験が順調に進めば、2021年以降発売されるモデルにも採用が予定されていると伝えられます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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