メルセデス・ベンツの2ドアスポーツ、「SL」次期型に関する情報を入手しました。現行モデル発売からすでに8年が経過、満を持しての登場となりそうです。
SLは、ドイツ語で軽量スポーツカーを意味する「Sport Leicht」(シュポルト・ライヒト)に由来しており、メルセデス・ベンツにおける2シーターオープンの頂点として1954年に初代が誕生しました。以降65年にわたって同ブランドの2シータースポーツの顔となっています。
しかし次世代型では、大きな転換期を迎えそうです。
今年1月には、次期型ではシューティングブレーク「SLE」へ交換される噂があることをお伝えしましたが、やはりオープンスポーツは継承される可能性が高いようです。また次期型はAMGが開発を担当し、「AMG GT」次期型と並行して設計が進められているといいます。両モデルとも「MSA」(モジュラー・スポーツ・アーキテクチャ)を採用し、SLは2+2のシートレイアウトで実用性が高められる可能性もあるようです。
またAMGの最高責任者トビアス・ムアース氏は、英オートカーのインタビューで、次期型は現行SLよりはるかにスポーティとなると語っているほか、電動化も視野に入れていると思われます。
パワートレインの情報はまだありませんが、V12気筒は設定されず、最高出力630psを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する「SL63」の設定などが予想されます。
ワールドプレミアは2021年が有力で、現在ラインアップされている「Sクラス カブリオレ」は消滅する可能性があるようです。
(APOLLO)