米国で日本車の販売台数が4ヶ月連続で前年割れ。その理由とは?

米国で日本車販売の前年割れが続いているようです。4月の販売は約49万台(前年同月比-0,2%減)と、3月(-1.7%減)比では下がり幅が縮小しているものの、前年割れが4ヶ月連続している状況。

メーカー別に見ると、トヨタが4.4%減(18.4万台)となっており、その一方で日産(+9%増)やスバル (+7.7%増)、ホンダ(+0.1%増)に関しては逆に販売が伸びています。

日本車の販売減は、モデルチェンジが近いトヨタ「カローラ」等のセダン系や「プリウス」の販売減等が影響している模様で、日産のSUV「パスファインダー」や「アルティマ」、スバルのSUV「アウトバック」や「フォレスター」、ホンダの新型HV「インサイト」等の販売は伸びているようです。

トヨタもSUV「RAV4」等の販売は好調だったようで、セダン系車種の販売低迷が全体の販売減に寄与している模様。米国でもSUV系の品揃えが問われる状況にあるようで、自動車各社の今後の対応が注目されます。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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