平成生まれのクルマに乗ろう!2003年(平成15年)ダイハツタント【中古車】

2003年(平成15年)は2代目へと進化したトヨタプリウスやハリアーをはじめ、さらに熟成の進んだスバルレガシィ。おもてなしの心を散りばめた日産ティアナ、そして最後のロータリーエンジン搭載車RX-8が登場。また、軽自動車ではハイブリッド車を設定したスズキツインや独創的なデザインのスバルR2が登場。そしてこの年の1台として取り上げるのは軽スーパーハイトワゴンブームを築いたダイハツタントです。

2003年11月に登場した初代タントはFFレイアウトを採用し、当時軽自動車の中で2440mmという超ロングホイールベースを採用。また、軽最大の室内空間を実現させるため、全高は1700mmを突破しました。

初代モデルのリアドアはヒンジ式を採用。搭載されているエンジンは660ccの直列3気筒自然吸気とターボの2種類。軽自動車とは思えない室内空間の広さで、小さいお子さんのいるママに大人気となり、「ママワゴン」とも呼ばれました。

初代タントの中古車の現在の流通台数は約1,580台と非常に豊富。それでも3カ月前は約1,800台だったので減少傾向となっています。平均価格は3カ月前が約23万円。現在も約23万円で、まったくの横這いとなっており底値といえる状態です。平均走行距離も約9.7万kmで横這いとなっています。

初代タントの中古車価格帯は約1000円(乗り出し9.9万円)〜約84.8万円(応談を除く)と幅が広くなっています。グレードはカスタムXが最も多く、標準モデルの660L、660Xが続いています。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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