1998年は軽自動車の規格変更が行われ、10月には新規格に適合した新型軽自動車が続々と登場しました。一方の登録車は百花繚乱で、トヨタからはアルテッツァ、プログレ、ナディア、スバルからレガシィ、日産からスカイラインR34GT-Rが登場します。その中で取り上げるのは日産キューブです。
1998年2月に登場したキューブはマーチをベースとしたハイトワゴンで、リアに利便性に優れたガラスハッチを搭載するなど意欲作でした。発売当初から大ヒットし、登録台数第1位になることもありました。
搭載されるエンジンはモデルライフを通じて1.3L直列4気筒ですが、1999年のマイナーチェンジで変更。そして2001年にはハイオク仕様のエンジンも登場します。
初代キューブの中古車の現在の流通台数は16台。3カ月前は12台だったのでわずかに増加しています。平均価格は3カ月前が約13万円で現在は約11万円と実質的に横這いで、底値といえる状態です。平均走行距離は約6.8万kmから6.2万kmと減少しています。
初代キューブの中古車価格帯は約3万〜約46万円(応談を除く)で、グレードは1.3Sが中心ですが、オーテックの手掛けたライダーも2台見つかります。
(萩原文博)