あなたはどの車を選ぶ? 新型トヨタ・RAV4とライバル国産SUVを4項目で比較【新車】

続いては搭載しているパワートレインです。

RAV4は高い熱効率を実現した2L直4ガソリンエンジンと2.5L直4ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車の2種類を用意。2Lガソリン車は最高出力171ps、最大トルク207Nmを発生。燃費性能は新方式のWLTCモードで15.2km/L(FF車は15.8km/L)を実現しています。一方の2.5Lハイブリッド車のシステム最高出力は4WD車が222ps、2WD車は218psを発生。WLTCモード燃費は20.6〜21.4km/Lを実現しています。

ハリアーに搭載されているのは、最高出力151psを発生する2Lガソリンエンジンをはじめ、最高出力231psを発生する2Lガソリンターボエンジン、そして2.5Lガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドの3種類。燃費性能はJC08モードで2Lガソリン車が14.8〜16.0km/L、2Lターボ車が12.8〜13.0km/L、そして2.5ハイブリッド車は21.4km/Lとなっています。

エクストレイルは最高出力147psを発生する2Lガソリンエンジンとこのガソリンエンジンに41psを発生するモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類。JC08モード燃費はガソリン車が15.6〜16.4km/L、ハイブリッド車は20.0〜20.8km/Lとなっています。

CX-5は最近になってパワートレインを追加し最も多彩になりました。最高出力156psを発生する2Lガソリンエンジンをはじめ、最高出力188〜190psの2.5L自然吸気、最近追加された最高出力230ps、最大トルク420Nmを発生する2.5Lガソリンターボ。そして最大トルク450Nmを発生する2.2Lディーゼルターボの4種類。燃費性能はより実走行に近いWLTCモードで2Lガソリン車は14.6km/L、2.5L自然吸気車が13.0〜13.8km/L、2.5Lターボ車が12.2〜12.6km/L。そして2.2ディーゼルターボ車は16.6〜19.4km/Lです。

そしてフォレスターは最高出力145psを発生する2Lガソリンエンジンと13.6psを発生するモーターを組み合わせたe-BOXERと呼ばれるマイルドハイブリッドと最高出力184psを発生する2.5L自然吸気エンジンの2種類。燃費性能はWLTCモードで、e-BOXER車が14.0km/L、2.5L車が13.2km/Lとなっています。

ハリアーの2Lターボ車だけがハイオク仕様ですが、そのほかのガソリン車はレギュラー仕様で、CX-5のディーゼルは軽油です。一見するとハリアーの燃費がよく見えますが、これは測定方式の古いJC08モードでのもの。より実走行に近い新方式のWTLCモードはJC08モードよりも厳しい数値となるので、最新のダイナミックフォースエンジンを搭載したRAV4の燃費性能が優れていると言えます。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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