実車をチェック! 日産GT-R 50thアニバーサリーで採用された往年のワークスカラーが懐かしくも新鮮だった

■2020年モデルをベースに特別に仕立てられたGT-R 50thアニバーサリー

2007年の登場以来、10年以上が経過している日産GT-R(V35型)ですが、その進化は留まることはありません。このたび2020年モデルが発表されましたが、それと合わせて50周年記念モデル「GT-R 50thアニバーサリー」がお披露目されました。

GT-Rの伝説が始まったのは、1969年の初代モデル「スカイライン2000GT-R」から。今年(2019年)は、それからちょうど50年という節目の年だったのです。

では、早速その「GT-R 50thアニバーサリー」の内容をチェックしてみましょう。

ベースとなったのは2020年モデルのGT-R「プレミアムエディション」ですが、まず目を引くのはそのカラーリングです。新色「ワンガンブルー」に専用ホワイトステッカーが組み合わされています。

これは、往年の日産のレースチームカラーを再現したものなのです!

実車を見てみると、ボディの中央に配置されたホワイトのストライプがよく似合っていて、特別なモデルであることを印象付けます。

ちなみにこの「ワンガンブルー」は、BNR34型スカイラインGT-Rに採用されていた「ベイサイドブルー」の系譜を受け継ぐ新色で、GT-Rにゆかりの深い日産の某開発者が「どうしてもワンガンという言葉を使いたい」というこだわりから採用されたネーミングなのだとか。

ボディ後部には『GT-R 50th Anniversary』のステッカーと専用エンブレムがセットされているのも見逃せません。

なお、ワンガンブルーにホワイトステッカーという組み合わせのほかにも、ブリリアントホワイトパールにレッドステッカー、アルティメイトメタルシルバーにホワイトステッカーのカラーリングが設定されています。

ボディ色がワンガンブルーの場合は、ホイールも特別なものとなります。ボディ色とコーディネイトされた50周年記念ロゴ入りのブルースポークホイールが標準装備されるのです。走行中は全体が青く見えることで、ボディ色との一体感を強めるとのこと。

続いて、インテリアをチェック。セミアニリンレザーをおごったミディアムグレーの内装色は「GT-R 50thアニバーサリー」だけの仕立てとなっています。シートのサイド部には明るめのグレーを配色するなど、ラグジュアリーな空間づくりが意識されているのがわかります。

この「GT-R 50thアニバーサリー」は2020年3月末までの期間限定モデルとして、6月に発売が開始されます。日本を代表するグランツーリスモの節目を飾る1台だけに、注目が集まるのは必至でしょう。

【GT-R 50thアニバーサリー 車両価格】
・ワンガンブルー(車体色) 13,516,200円
・アルティメイトメタルシルバー(車体色) 13,473,000円
・ブリリアントホワイトパール(車体色) 13,192,200円