●新型モデルはオンロード性能も重視し、オールラウンダーを目指す
ランドローバーの人気オフローダー「ディフェンダー」の新型プロトタイプが、ニュルで初の高速テストを開始しました。2012年のフェイスリフト時もニュルを訪れており、7年ぶりのニュル高速テストです。
ディフェンダーは、ランドローバーの第1号車として1948年にデビュー。ボクシーなフォルムと高い悪路走破性を徹底的に追求したモデルでした。しかし、惜しまれつつも2016年1月に生産終了となっており、これが4年ぶりの復活となります。オフロード性を重視した先代から、新型ではオンロードも意識し、より広い顧客をターゲットに洗練されたオールラウンダーを目指すようです。
次期型ではジャガー・ランドローバーの次世代プラットフォーム「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用、内燃エンジン、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドシステム、さらには完全電動のパワートレインなど、さまざまなドライブトレインにも対応が可能となります。
今回捉えた5ドアのほかに、ショートホイールベースの3ドア「90」も設定される予定で、パワートレインは最高出力295psを発揮する2.0リットル直列4気筒インジニウム・ガソリンターボエンジン、最高出力240psを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン、3.0リットル直列6気筒エンジンがラインアップされるほか、プラグインハイブリッド、EVなど電動化も加速します。
ランドローバーは、既に2019年内の発表をアナウンスしており、ワールドプレミアは、9月のフランクフルトモーターショーが有力です。
(APOLLO)