JAXAとトヨタの月面探査計画にブリヂストンが参加。「有人与圧ローバ」の足元を支える

2019年3月、トヨタが国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)とともに月面探査を目指すとして話題を集めました。その足元を支えるのがブリヂストン。JAXA、トヨタと共に国際宇宙探査ミッションに挑戦します。

同ミッションは、JAXAとトヨタが「人類の活動領域の拡大」と「知的財産の創出」を目的に3月に発表したもので、ブリヂストンは「有人与圧ローバ」(以下、ローバ)が月面を走破するためのタイヤ(接地体)の研究を推進していくとしています。

同社は、ローバに装着する接地体について、2000年代にJAXAと共同検討を実施し、トヨタとは技術パートナーとして連携してきたそう。今回、同ミッションの中で新たな技術課題として認識された「月面での接地」を解決するため、地球上のあらゆる路面に対する同社の知見と技術力が評価され、JAXA、トヨタとのチームの一員となったとのことです。

具体的には、月面で接地体が果たすべき4つの役割(重量を支える、駆動力・制動力を伝える、方向を転換・維持する、路面変化に追従する)を実現するべく、しなやかで強靭な接地体の開発に挑戦するとしています。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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