三菱自動車のアウトランダーPHEVは、2013年のデビュー以来、マイナーチェンジなどの改良を受けることで輸入車も含めたPHEVの中でも高い完成度を実現しています。私も最新型(現行)まで何度も乗る機会があり、着実な進化が走りの面から伝わってきます。
2019年4月11日、アウトランダーPHEVのグローバル販売台数が、2013年の発売開始以来、累計20万台を達成したことが発表されました。
世界的にEV需要が高まる中、さらにSUVブームが続く中、SUVのプラグインハイブリッドEVとして他社に先駆けて発売した同社が誇るフラッグシップモデルで、プラグインハイブリッドEVシステムは三菱自動車における商品戦略上のコア技術となっています。
アウトランダーPHEVは、2013年に日本で販売を開始して以降、これまで世界50か国以上で販売されているそうです。さらに、同モデルは世界で最も売れているプラグインハイブリッド車で、また欧州では2015年から4年連続でプラグインハイブリッドカテゴリーの販売でトップ(JATO Dynamics Limited調べ)となったそう。
2018年に発売の現行型(日本向けと欧州仕様のみ)は、バッテリー容量(+15%)、バッテリー出力(+10%)、リヤモーター出力(+17%)をそれぞれ向上させることで、EV航続距離が65㎞(JC08モード)/57.6 km(WLTCモード)に伸張。
PHEVシステムの主要構成部分のうち、じつに約9割を改良したことで、より力強くスムーズなEVらしい走りを実現。さらに「SPORT」モード、「SNOW」モードを追加することで、よりダイナミックで、より安心な走りを可能になっています。
(塚田勝弘)