CR-Vの弟分!? ホンダ・BR-Vは日本でも重宝されそうなサイズと良好な使い勝手【バンコク・モーターショー2019】

●地味で奥ゆかしい実力派!? ホンダ・B-RVの詳細をチェック

3月下旬、タイ王国バンコク郊外で開催されたバンコクモーターショーでのホンダブースに見たことのないコンパクトカーが展示されていました。新型アコードなどの華やかなクルマのなかに置かれた1台の地味なクルマ。しかしその内容は興味深いものでした。

ナンバープレート部に表示されている車名はBR-V。まさにCR-Vの弟分という雰囲気を持ったSUVです。

じつはこのBR-V、2015年に発表されていましたが、その奥ゆかしい雰囲気のためかあまり注目を浴びることがなかったのです。しかし、じっくり見てみると注目すべき部分が多いことに気づかされます。

全長は4456mm(7名定員モデル、5名定員は4453mm)、全幅は1735mm、全高は1666mmと日本でも使い勝手がよさそうなサイズです。撮影を行ったのは3列シートの7名定員モデルで、セカンドシートとサードシートがそれぞれ折りたためるようになっています。パッケージングの雰囲気は背の高いステーションワゴンにサードシートを取り付けたもの、という感じです。

 

搭載されるエンジンは117馬力/146Nmの1.5リットルガソリンで、ミッションはCVTとなります。サスペンションはフロントがストラット、リヤがトーションビーム。タイヤは195/60R16が組み合わされます。

このパッケージングなら日本でも受け入れられるはずですし、他社にはないモデル。なかなかの競争力があると思います。

(諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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