名古屋鉄道と名鉄バスが群馬大学の技術協力を得て、県内初の試みとなる公道を使った「自動運転バス」の実証実検をスタートさせました。
群馬大学が開発した自動運転バスで、名鉄尾張旭駅から長久手市の愛知医科大学病院までの4.5km区間を5往復/日するもの。
実証実検には規定ルートを無人で走行可能な自動運転「レベル4」相当の性能を持つ36人乗りバスを使用。
4月8日(月)~12日(金)の日程で行なわれており、最終日にはモニターとして募集した一般客も乗せるそうで、安全のため、ドライバーが乗車していますが、ステアリング操舵、アクセル/ブレーキ操作が自動の自動運転「レベル2」での検証となっているようです。
車体上部のGPS受信機や側面に装着したレーザーセンサーで障害物を自動検知しており、カメラで走行位置や信号を確認。踏切等では自動停止して運転手が安全を確認後、出発ボタンを押すことで再始動する仕組みになっています。
かつては子供の夢だったバスの運転手ですが、近年では運転手不足が課題になっているそうで、自動運転バスの実用化に向けた今後の取組みが大いに注目されます。
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