日産・リーフとの勝負は? ルノー最小EV「ゾエ」の新型は大幅パワーアップで今秋にも登場

ルノーのコンパクトEV「ゾエ」が初のフルモデルチェンジを迎えようとしています。その次期型プロトタイプをカメラが捉えました。

「ゾエ」は、2018年上半期の欧州販売実績においてベストセラーEVの座を日産「リーフ」に明け渡しましたが、後半に盛り返し、年間で3万9458台を販売。前年比26.1%増と2桁の伸びを見せました。ルノーグループとしても前年比62.1%増で、欧州EV市場で不動の地位をキープしています。

同じグループ内ではありますが、日産「リーフ」とは強力なライバル関係が今後も続くはずです。

キャッチした開発車両は未だカモフラージュが重く、ディテールは不明です。しかしスクエアのメッシュエアインテークや新デザインのサイドミラーが見てとれるほか、リアウィンドゥが寝かされラウンドしたルーフエンドが確認できます。次期型では、ルノー日産三菱アライアンスにより開発された新型EVプラットフォームを採用。これにより居住空間がアップし、大容量バッテリーの搭載が可能になります。

パワーユニットには、50kWh大型バッテリーを搭載し、WLTP基準で249マイル(400km)の航続距離を実現します。最大出力は、現行モデルの110psから150psへと大幅にアップされる可能性が高いことが判明しており、新開発の100kW CCS2 高速充電テクノロジーにより、充電能力も大きく向上ようです。

次期型は、2019年末までに発表され、2020年初から発売が予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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