トヨタがハイブリッド技術の関連特許を無償開放。その理由とは?

トヨタ自動車が年内にもハイブリッド車関連の特許を使用する権利を無償開放する方針を固めたそうです。

HV市場を更に拡大することで、関連部品のコストダウンが図れ、ひいては主要部品が共通するEVの価格引下げが可能となり、今後のEV商品化に際し、価格競争力向上に繋がるとみているようです。

日経新聞によると、同社のHV関連の特許数は約2万件存在するそうで、開放予定の特許はモーターや電力変換装置、バッテリー関連など、HVの基本性能を左右する最新技術の大半が対象になる模様。

EVの本格普及に向けてはバッテリーのコストや航続距離、充電インフラの整備など課題が多く、EVが世界の自動車販売台数に占める割合は2030年時点でも1割程度に留まるとの予測も有るようで、トヨタでは当面はハイブリッド路線が現実的と考えているようです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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