1000万バーツの費用をかけた豪華オープニングセレモニーでスタート【バンコク・モーターショー2019】

今年で40回目となるバンコクモーターショーが開幕しました。バンコクモーターショーは1979年にバンコク市内のルンピニー公園で第1回が開催されています。

じつは東京モーターショーも、1954年の第1回は日比谷公園で開催されていますので、なにか縁を感じます。今年は節目の年ということもあって、オープニングセレモニーから豪華なものでした。第40回というキリのいい年であったため、オープニングセレモニーにかけた費用は1000万バーツ(約3000万円)であるとアナウンスされました。開会宣言の前にはバンコク・フィルハーモニーオーケストラの演奏とオペラ歌手によるステージから始まりました。その後、エアリアルパフォーマーも加わり場を盛り上げます。

続いて、各出店社や大使館関係者などの来賓が壇上に上がり、開会となりました。非常に残念なのが日本の大使館関係者が出席していないことです。タイにおける日本企業の重要性、在タイ日本人の多さなどを考えれば、ぜひ出席していただきたいものです。

バンコクモーターショーにはダイハツを除く日本の各メーカーが出展。ヨーロッパ勢はベンツやBMW、ボルボなど、アメリカからはフォードやGMなど、そして中国などの4輪車メーカーが出展。2輪メーカーも数多く出展しています。

会期は3月27日から4月7日まで、バンコク郊外の巨大コンベンションセンター「インパクトアリーナ」にて開催されます。日本のモーターショーと大きく異なるのは会場でクルマの販売が行われることです。このため、各メーカーはタイ全土から優秀なセールスマンを呼び寄せ、会場に待機させます。会期中の契約台数は2018年の実績で4万2499台、今年は新型車が多いことから8〜10%アップの契約が見込まれているといいます。

(文・写真:諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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