【試乗Alfa Romeo STELVIO 2.2 TURBO DIESEL Q4】春のドライブはディーゼルの良さと官能のデザインを融合した最新SUV「アルファロメオ ステルヴィオ」 でスタート(PR)

●高速でフラットライドを体感。ソリッドな乗り味が好印象

渋滞を抜けるとすぐにACCを解除する。やっぱり自分でドライブする方が気持ち良いクルマなのだ。スポーティな性格ということで、乗り心地が損なわれていないか心配かもしれない。が、締まった乗り味ではあるが、しっかりサスペンションが動き、高速ではフラットな姿勢で疾駆するのが快適。ランフラットタイヤを装着しているため、路面の継ぎ目でコツンとくることはあるが、すぐに収束するし、それ以上に常にタイヤが路面を掴んでいる頼もしさの方が勝る。ラグジュアリー系SUVの乗り心地とは一線を画すが、スポーティ志向の方には、SUVの大きさ重さを感じさせないソリッドな乗り味が好印象となるだろう。


●いつしか雨は上がり、快晴の日本平を満喫する

さて、日本平で高速を降り、一般道を走る。そこで感じたのは、アイドルストップのさりげなさだ。これまた、今どき付いていて当たり前の装備だが、停車時のエンジンストップ、ブレーキをリリースした際のエンジン始動が実にスムース。タイミングもだが、それ以上に、振動のなさが好ましい。スポーティさだけでなく、繊細な質感の高さも感じさせるディーゼルエンジンだ。

ドライブの目的地である久能山東照宮に。ここは、徳川家康が祀られている神社だ。「東照宮」と聞けば日光を思い浮かべてしまうが、こちらの方が古くからある。

博物館も訪れてみたが、刀などが多くの武器武具が展示される中、目を引いたのは小さな置き時計。16世紀にスペイン国王から家康に贈られたものだという。もちろん機械式だが、部品交換されることもなく現存するのは稀で、世界工業史においても貴重な逸品だそうだ。

「精密な技術」の逸品を見ながら思い出したのが、ステルヴィオ ディーゼルの発表会での話。現在のクリーンディーゼルは「コモンレールシステム」という革新的技術により成し得たが、実はこのシステムはアルファロメオが開発し、サプライヤーのボッシュに販売したものなのだ。技術力、そして、自社に留まらず、サプライヤーによって広く使われることを許容する寛大さ。ラテンのブランドはエモーショナルな印象が先走るが、そんなキャラクター作りも高い技術力があってのものなのだ。

久能山東照宮は山にあるため、ひたすら階段を上っていく。私はロープウェーを使ったが、下から歩くと実に1159段もあるとのこと。それでも歩いていく部分も多く、徐々に足が重くなり、息も乱れ、日頃の運動不足を思い知る。あー、ステルヴィオのような健脚、俊足、フットワークの軽さが羨ましい。

 
 

そうして、豊かな自然の中を歩いて束の間、非日常を味わうことができた。ロープウェーの駅からは絶景を見下ろせる。そして、海岸沿いに、ビニールハウスが延々と続くのを発見した。この辺りは「石垣イチゴ」の名産地で、8kmに渡ってハウスが続くそうだ。次なる目的地決定!

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