【三菱・eKクロス登場】スーパー個性のニューフェイスが誕生。軽自動車にもダイナミックシールドを採用

三菱がeKシリーズのフルモデルチェンジを発表しました。同時に、SUVテイストの「eKクロス」も追加設定されたので紹介いたします。

eKクラスは三菱が持つ「SUVに強いメーカー」というテイストを軽自動車に落とし込んだモデルとなります。

エクステリアのテーマはキュートビースト=かわいい野獣ということですが、もっと具体的に言うとデリカやエクリプスクロス等のイメージをミニサイズで再現したということだと思います。

そのコンセプトを最も端的に表しているのがフロントフェイスになります。三菱の新しいデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用しました。

大きなXの文字を表すようなメッキグリルを中心に多数のライトを設置しています。一番上にある細いランプはポジションランプでLEDのものです。

中段にある縦型のものは3灯式のLEDヘッドライト。上の2段がロービームで、下の1段がハイビームを担当しています。

似た造形のデリカではハイビームとロービームが縦に並ぶ形態でしたが、このeKクロスでは上下に並びます。その下にはウインカーが続き、一番下の段にはフォグランプが備わっています。

サイド面での特徴は、(ベースとなったekワゴンに対して追加する形で)ホイールアーチ部に専用のデカールが備わりSUVテイストを待っていることです。

インテリアでは新型デリカでも採用した水平基調のインパネが特徴的です。

タッチパネル式のエアコン操作パネルは従来モデルでも採用されていましたが、今回は表示部分がさらにグラフィカルに見やすくなりました。

またブラックを基調としてブルーを差し色としたスポーティーな内装色が標準となります。

他にメーカーオプションで「プレミアムインテリアパッケージ」があります。これを選択するとブラックと淡いブラウンの組み合わせとなります。

0.66LのエンジンとCVTは今回、両方とも新開発されたものになります。自然吸気とターボの両方がラインナップされますが、どちらも従来ekワゴン対比で最大トルクを大きく、そしてその発生回転数を低くするなどの進化が遂げられています。

また今回、先進運転安全装備としてマイパイロット(MI-PILOT)と名付けられた高速道路の同一車線運転支援技術も採用されました。

高速道路においてアクセルとブレーキ、そしてステアリング操作を車両側が支援するという内容で、時速0km/hまで連続対応してくれるのがポイントです。

ボディカラーは2トーンとモノトーンを合わせて、合計11通りのラインナップとなっています。価格はFFのNAエンジン搭載モデルが141万4800円から。ターボの4WDモデルでは176万5800円となります。

(動画・文/ウナ丼 写真/前田惠介)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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